石垣市議会 > 2019-12-12 >
12月12日-05号

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  1. 石垣市議会 2019-12-12
    12月12日-05号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 元年 12月 定例会(第6回)             令和元年第6回石垣市議会(定例会)                 12月12日(木)                   (5日目)                               開 議 午前10時02分                               散 会 午後 5時00分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │    │            │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員   ┌────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┤   │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   └────┴────────────┘1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次    長  宮 良 八十八 君  副 主 幹 兼  高 島 尚 子 君     議事調査係長  本 若 久 司 君  庶 務 係 長  主    事  山 田 昌 平 君     主    事  宮 平 義 也 君              議  事  日  程 (第5号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│            件             名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘             本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.ゴルフリゾート施設の建設について             ││     │       │ (1) ゴルフリゾート施設建設の進捗状況            ││     │       │ (2) 農振除外・農地転用の見込みについて           ││     │       │ (3) 今後の取組について                   ││     │       │2.本市の就学援助事業について                ││     │       │ (1) 対象者と援助項目について                ││     │       │ (2) 同時業者の財源について                 ││     │       │ (3) 文部科学省の「就学援助制度」との違いについて      ││     │       │ (4) 要保護者と準要保護者の修学旅行費への支援について    ││     │       │3.SDGs(持続可能な開発目標)について          ││     │       │ (1) SDGs未来都市認定に向けた本市の取組について     ││ 一般質問│ 長山 家康君│4.施設管理課について                    ││     │       │ (1) 市民から相談のある道路や外灯、公共施設などの修繕や改  ││     │       │   善への対応について                   ││     │       │5.カラス被害について                    ││     │       │ (1) 本市に生息するカラスの推定個数             ││     │       │ (2) カラス被害の現状                    ││     │       │ (3) 対策と今後の取組                    ││     │       │6.道路行政について                     ││     │       │ (1) 3・5・18号(商工西通り)道路の進捗状況について    ││     │       │7.観光行政について                     ││     │       │ (1) マリンレジャーやエコツアーの認証制について       ││     │       │8.客引きなど違法行為への対策について            ││     │       │ (1) 美崎町の客引き対策への取組について           │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.自衛隊配備問題について                  ││     │       │ (1) これまでの庁内の協議(水の問題、カンムリワシ、造成工  ││     │       │   事、住民の安全)等について               ││     │       │ (2) 旧ジュマールゴルフガーデンの市有地の無断使用について  ││     │       │ (3) 隊員宿舎の建設用地の市有地住所の不開示理由として防衛  ││     │       │   局が「不法な侵入や破壊行為といった犯罪行為を招くおそ  ││     │       │   れがある」と回答したことへの市長の見解について     ││     │       │2.海岸線の保安林について                  ││     │       │ (1) 海岸線の保安林の指定の実態について           ││     │       │ (2) 今後、保安林として、指定が必要とされる地域への対策に  ││     │       │   ついて                         ││ 一般質問│ 井上美智子君│3.子育て支援について                    ││     │       │ (1) 新放課後子ども総合プラン石垣市行動計画(案)について  ││     │       │4.障がい者福祉について                   ││     │       │ (1) 65歳以上の障がい者に介護保険サービスが優先されること  ││     │       │   の課題について                     ││     │       │ (2) 外出支援について                    ││     │       │5.北部振興策について                    ││     │       │ (1) 高校の寮費への支援について               ││     │       │ (2) 遠隔地の高校生のいる家庭への定住化支援について     ││     │       │6.農林水産部を産業振興部に改変することについて       ││     │       │ (1) 改変の目的と理由について                ││     │       │7.石垣市自治基本条例について                ││     │       │ (1) 特別委員会審査報告書に対する市長の見解について     │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1 福祉行政について                      ││     │       │ (1) 民生委員について                    ││     │       │  ア 民生委員制度とは                   ││     │       │  イ 本市における民生委員の数               ││     │       │  ウ 選考基準について                   ││     │       │  エ 民生委員の課題                    ││     │       │ (2) 行政連絡員について                   ││     │       │  ア その制度の概要                    ││     │       │  イ 業務内容と委託件数                  ││ 一般質問│ 前津  究君│  ウ 報酬について                     ││     │       │ (3) 公共施設におけるバリアフリーの進捗状況         ││     │       │2.環境行政について                     ││     │       │ (1) ゴミの不法投棄対策                   ││     │       │3.教育行政について                     ││     │       │ (1) 学力テストの取組状況                  ││     │       │ (2) 教育研究所の沿革と概要(実績)             ││     │       │ (3) 中学担当の研究教員が欠員状況だが、その原因と今後の対  ││     │       │   策について                       ││     │       │4.文化行政について                     ││     │       │ (1) 白保竿根田原洞穴遺跡の有効活用について         │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.自衛隊配備について                    ││     │       │ (1) 市有地の処分について                  ││     │       │ (2) 公有財産検討委員会について               ││     │       │2.自治基本条例について                   ││     │       │ (1) 自治基本条例と本市条例の関係について          ││     │       │ (2) 改廃の手続きについて                  ││     │       │3.農業行政について(畜産行政について)           ││     │       │ (1) 農林水産部の廃止と産業振興部の設置について       ││     │       │ (2) 石垣島製糖工場建設について               ││     │       │ (3) 専門技術職員について                  ││ 一般質問│ 宮良  操君│ (4) 畜産関係補助事業について                ││     │       │ (5) 八重山食肉センターの運営について            ││     │       │4.教育行政について                     ││     │       │ (1) 八重山博物館建設について                ││     │       │5.ヘリポート建設について                  ││     │       │ (1) 真栄里ヘリポートの建設について             ││     │       │6.建設都市行政について                   ││     │       │ (1) 旧空港跡地都市計画整備について             ││     │       │7.環境行政について                     ││     │       │ (1) 白保海域の自然環境特別保全地区指定について       ││     │       │8.空港行政について                     ││     │       │ (1) 新石垣空港駐車場の運営について             │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             令和元年第6回石垣市議会(定例会)                 12月12日(木)                   (5日目)                               開 議 午前10時02分 ○議長(平良秀之君) 改めまして、おはようございます。 それでは、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、昨日に引き続き一般質問となっております。 本日最初の質問者、長山家康君の質問を許します。長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 皆さん、おはようございます。本日1番目に質問いたします長山家康でございます。よろしくお願いいたします。 通告に従い、以下、お伺いいたします。 1項目め、ゴルフリゾート施設の建設についてです。 この件につきましては、私を含め何度も議会の場で、多くの議員が取り上げています 中山市長は、任期1期目のマニフェストから本市へのゴルフ場、また、ゴルフリゾートの建設推進を掲げております。 現在、株式会社ユニマットプレシャス社が、本市でのゴルフリゾート施設の建設を目指しておりますが、市民待望のゴルフリゾートの一日も早い完成を熱望し、3点お聞きします。 1つ、ゴルフリゾート施設建設の進捗状況について、2つ、農振除外・農地転用の見込みについて、3つ、今後の当市の取り組みについてお伺いいたします。 2項目め、本市の就学援助事業について。 1、対象者と援助項目について、2、同事業の財源について、3、文部科学省の就学援助制度との違いについて、4、要保護者と準要保護者の修学旅行費への支援についてお伺いいたします。 3項目め、SDGs(持続可能な開発目標)について。 本年度の中山市長の施政方針において、SDGs未来都市の選定を目指すことがうたわれております。このことに関しまして、SDGs未来都市認定に向けた本市の取り組みについてお伺いいたします。 4項目め、施設管理課についてです。 市民から相談のある道路や街灯、公共施設などの修繕や改善への対応についてご説明ください。 5項目め、カラス被害についてです。 市民から、カラスが最近ふえたのではないかなど、また、ごみ出しの日に、毎朝カラスがゴミを荒らしている、そのような声をお聞きします。そこでお伺いします。本市に生息するカラスの推定個数について、2、カラス被害の現状について、3、対策と今後の取り組みについてお伺いいたします。 6項目め、道路行政についてです。 これは、3・5・18号、まさにきょういらしている商工の皆様の西側の通りについてですけども、八重山商高に通う生徒や、近隣の保育園もあることから、朝の登校や通勤の時間帯には歩行者や自転車と車の接触の危険性もあり、早期の道路の拡幅が望まれています。このことについて、進捗状況についてご説明ください。 7項目め、観光行政について。 石垣島への観光客数がふえるにつれ、マリンレジャーやカヌー体験などのツアーで、事故の発生やトラブルなどがふえているとの声があります。本年7月26日には、ダイビング協会と観光交流協会が、石垣市にこのマリン業者の許認可制の導入を要請しています。そこでお聞きします。マリンレジャーやエコツアーの認証制、許認可制について、当局のご見解を教えてください。 最後に、客引きなど違法行為の対策について。 美崎町への客引き対策の取り組みについて、9月答弁からの進捗を含めお答えください。 以上、質問要旨です。再質問は自席から行います。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) おはようございます。長山家康議員の1項目めと3項目めについて、順を追ってお答えいたします。 まず、1項目めの1点目、ゴルフ場リゾート施設建設の進捗状況についてお答えいたします。 現在、本市におきましては、株式会社ユニマットプレシャスによりゴルフ場を含む総合リゾート施設の建設計画が進められているところです。 本市といたしましても、関係法令に基づき、自然環境にも十分配慮しながら建設計画の着実な実施に向けて、事業者側との定期的な意見交換を行い、必要な協力を行っている所です。 2点目の農振除外・農地転用の見込みについてお答えいたします。 民間企業による開発予定地が農振・農用地区域となっていることから、農林水産部及び農業委員会において、農振除外に向けた調整を行っているところです。現在、関係法令を整理している段階であり、農振除外・農地転用については、関係法令の整理がつき次第、沖縄県と協議を進めていくことになります。 また、企画部におきましては、地域未来投資促進法の規制緩和制度を活用した農地転用の可能性もあるため、その基本計画の策定に向け、沖縄県の担当部局と調整をしているところでございます。 基本計画につきましては、県の合意及び国の同意を得た後、県から土地利用調整計画の同意、地域経済牽引事業計画の承認を得ることで、農地転用の見込みはあるものだというふうに考えております。 3点目の今後の取り組みにつきましては、現在担当部署で取りかかっております農振除外・農地転用を最優先課題として企画部、農林水産部、農業委員会を初めとして、全庁横断的に課題解決に努めているところでございます。 続きまして、3項目めのSDGs未来都市認定に向けた本市の取り組みについてお答えいたします。 SDGsとは、持続可能な開発目標を意味し、2015年9月の国連サミットで採択された2030年を期限とする先進国を含む国際社会全体の17の開発目標です。全ての関係者の役割を重視し、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指して取り組むものとされ、我が国においては、経済、社会、環境の分野における8つの優先課題と140の施策が盛り込まれました。 内閣府においては、SDGs未来都市として、地方公共団体によるSDGsの達成に向けた取り組みの提案を公募しており、本市は今年度末の公募への申請を目指しております。申請においては、将来ビジョンや今後3カ年の取り込み、モデル事業として、経済、社会、環境の3側面をつなぐ総合的な取り組みについての提案書作成が必要となります。 提案書作成に当たっては、本市の実態について調査分析を行い、課題の発見、その解決策について検討し、本市として実施すべき施策を落とし込んでいきたいと考えております。 また、有識者からの助言を得ながら提案書の作成とあわせ、今後の石垣市において持続可能な政策実現へ向け、取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 長山家康議員の2項目め、本市の就学援助授業について、3点のご質問に順を追ってお答えいたします。 1点目の就学援助事業の対象者と援助項目についてお答えいたします。 対象者は石垣市立小学校及び中学校の児童生徒のうち、生活保護法第6条第2項に規定する要保護者及び石垣市教育委員会が要保護者に準ずる程度に困窮していると認める者、準要保護者となっております。 援助項目は、学用品費、通学用品費、校外活動費、新入学児童生徒学用品費、学校給食費、医療費となっております。 2点目の同事業の財源についてお答えいたします。 要保護者については、2分の1の国庫補助があります。準要保護者については、平成17年度より国庫補助が廃止され、単独事業となっておりますが、平成28年度より沖縄県子どもの貧困対策推進交付金を活用しております。 3点目の文部科学省の就学援助制度との違い及び4点目の要保護者と準要保護者の修学旅行費への支援についてお答えいたします。 文部科学省は、要保護者の就学援助事業に対して自治体が行った援助の2分の1を補助する要保護児童生徒援助費補助金があり、学用品費、学校給食費、修学旅行費等が対象費目となっております。 本市の修学旅行費は就学援助事業ではなく、へき地児童生徒援助費等補助金を活用し、要保護、準要保護にかかわらず、市立小学校及び中学校の対象全児童生徒に対し、小学校で1万7,000円、中学校で5万円を限度に補助を行っております。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。長山家康議員より2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 まず、4項目めの施設管理課について、市民からの相談のある道路や街灯、公共施設などの修繕や改善への対応についてお答えいたします。 施設管理課には市民から道路植栽の剪定や側溝の修繕、市営団地の居住施設の修繕及び蜂の駆除等に関する要望が多く寄せられます。 道路の修繕や改善については、市民の皆様が道路側溝の破損や路面の剥離、陥没などを発見した際に、電話によるものや、直接窓口などへの修繕の依頼があります。受け付け後に、職員による現場調査の実施後、順次修繕を行うなど対応を行っております。 修繕については、直接職員で対応できるものと業者へ依頼しなければ対応できないものがあり、職員で対応できるものにつきましては、速やかな修繕を心がけているところです。業者へ依頼するものにつきましては、調整等により時間がかかるものもございます。 今後とも公共施設の修繕につきましては、速やかな修繕ができるよう努め、市民の安全安心を図ってまいりたいと思います。 次に、6項目めの3の5の18号商工西通り線の進捗状況についてお答えいたします。 石垣市の都市計画道路は、昭和43年に都市計画決定し、昭和52年に幅員を9メートルから12メートルに計画変更を行い、順次整備を進めております。 3の5の18号商工西通り線は、国道390号バイパスを起点とし、商工西通り、南通り線、国道390号を経由し、市道産業道路へと結ぶ延長1,150メートル、幅員12メートルの都市計画道路でございます。 そのうち起点の国道395号バイパスから市道商工南通り線まで延長183メートル区間は、道路改良事業により整備が完了し、供用がなされております。 現在、国道390号から市道産業道路までの区間、延長312メートルを平成17年度に事業認可を受け、事業を進めており、認可区間の進捗におきましては、平成30年度末事業費ベースで93%となっております。 3の5の18号商工西通り線の今後の計画につきましては、未着手区間の延長655メートルに着手できるよう、事業認可に向けて取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 長山家康議員の5項目め、カラス被害について、3点のご質問に順を追ってお答えいたします。 まず、1点目の本市に生息するカラスの推定個数ですけれども、平成24年度、平成25年度に石垣島における有害鳥獣調査業務が実施されております。その調査によりますと、石垣島全体のカラスの推定個数は最大で2万6,643個体との報告があります。 2点目のカラスの被害現状についてお答えいたします。 カラスの被害につきましては、収集される前のごみがカラスに荒らされ、飛散するという事案が時々報告されております。 次に、3点目の対策と今後の取り組みについてお答えいたします。 カラスによるごみの飛散について、市民から通報がある場合には、現地確認をして、排出者に対し、カラス対策などの助言を行っております。具体的な、カラス被害の対策としましては、分別や指定曜日のごみ出しの徹底、生ごみを新聞紙で包む、ポリバケツやネットなどの活用のほか、家庭用生ごみ処理機を活用して堆肥化する。また、容器包装類などの資源ごみを出す際に、食品残渣を洗うことでカラスの餌となるなら、生ごみを減らすことも有効であることなどの助言をしております。 今後も広報紙や市のホームページなどを活用して、カラス被害防止の具体的方法について周知広報を行い、カラス被害の防止を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 長山家康議員の5項目め、カラス被害について3件のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 1点目、本市に生息するカラスの推定個体についてお答えいたします。本市に生息するカラスの推定個体については、平成24年度、平成25年度に実施しました石垣島における有害鳥獣調査業務において、石垣島全体で推定最大で2万6,643個体と報告されております。 2点目、カラスの被害の状況については、農政経済課の相談、駆除依頼による調査によりますと、平成28年度のカラスの農作物被害件数及び被害額は55件、被害額は85万4,000円、平成29年度、被害件数20件、被害額は約42万2,000円、平成30年度、被害件数31件、被害額は約28万4,000円となっております。 3点目、対策と今後の取り組みについてお答えいたします。 カラス対策と取り組みについては、農作物被害のあった農家から、有害鳥獣駆除依頼書の提出を受け、担当職員による被害圃場の調査を行い、石垣市有害鳥獣駆除実施者を選定し、被害圃場周辺での駆除活動を依頼しております。 ○議長(平良秀之君) 観光文化課長、仲大底まゆみさん。 ◎観光文化課長(仲大底まゆみ君) 長山家康議員の7項目め、観光行政についての1点目、マリンレジャーやエコツアーの認証制についてお答えいたします。 新石垣空港開港以来、観光客が急増しており、さまざまなガイドツアーが行われております。本市観光の持続的発展には、自然環境の保全が必要不可欠であり、生活文化等も視野に入れた観光資源の保全を、観光関連業者や地域との連携を図りながら取り組み、その価値を将来に向かって維持できる管理と活用の仕組みづくりが必要だと考えております。 マリンレジャーやエコツアーの認証制につきましては、民間事業者が実施しておりガイドツアーの種類やその数、実態などを把握し、ほか自治体等の状況も含め、調査検討してまいりたいと考えております。 また、ツアーを利用する観光客や市民に対しては、事業者を選ぶ際の安全対策面を重視した確認事項等の注意喚起を図るため、周知広報の徹底に努めてまいります。 ○議長(平良秀之君) 商工振興課長、平良守弘君。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 長山議員の8項目め、美崎町の客引き対策への取り組みについてお答えいたいたします。 八重山警察署は、美崎町歓楽街環境浄化総合対策として、今年4月より強化及び継続して取り組んでいるとのことです。 また、去る10月30日に、八重山警察署と美崎町自治公民館において、安全安心なまちづくり相互連絡に関する協定書を締結し、環境浄化や犯罪防止、防犯カメラ設置促進、不良集団及び暴力団等反社会的勢力の排除、みかじめ料縁切り隊結成促進等の政策を推進しています。 市としましても、八重山警察署や美崎町自治公民館初め、防犯協会や社交飲食業組合との連携も含めまして、来る12月20日に年末年始の総合警戒出発式を行い、美崎町歓楽街の防犯パトロールやチラシ配布等での啓発活動に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長山家康君の再質問を許します。長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 答弁ありがとうございます。それでは、一つ一つ再質問に入っていきたいと思います。 まずはゴルフ場についてですけども、このゴルフ場につきましては、中山市長1期目の任期のときからの公約でございます。市民からは、なかなかゴルフ場も計画が具体的に見えてこないというところで、本当にできるのかという声を多くいただいております。 しかしながら、やはり市民初め業界団体の皆様、またスポーツ愛好家の皆様含め、この石垣島にはどうしても18ホールのゴルフ場が必要というものは、一定の理解を得ているところで、多くの熱望があるところです。 ここで、いま一度お伺いしたいのですけども、このゴルフリゾートのこの石垣においての必要性について、当局の見解、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。
    ◎企画政策課長(棚原長武君) 長山議員の再質問にお答えいたします。 ゴルフ場含む総合リゾートレクリエーション施設につきましては、市民の健康増進や余暇活動の充実はもとより、将来プロゴルファーを目指して頑張っているジュニアの育成、さらには観光振興等にも資するなど、総合的な観点から、本市には特に必要な施設と考えております。 また、市長の1期目からの公約にも掲げてきていることから、事務当局といたしましても、実現に向けた強い気持ちで取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) そうですね、市民にとっても余暇活動、レクリエーション施設の整備ということで、大変市民の福祉向上にもつながるし、やはりスポーツが好きな子の多い石垣市民へのためにも、そういった施設があることで健康が増進される、そして人材育成、まだ見ぬプロ選手がこの石垣島から羽ばたく、そういった夢も描くことができるというふうに思っております。 また、観光の側面においても、やはり石垣島の観光のウイークポイントであります冬場の観光、このコンテンツをどうやってふやしていくかというところで考えたときに、やはりこのゴルフ場というのが1つの大きな効果的な取り組みになるのかなと思いますが、観光面からもまたひとつ答弁、ゴルフ場の必要について答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 観光文化課長、仲大底まゆみさん。 ◎観光文化課長(仲大底まゆみ君) 再質問にお答えいたします。 観光面からのゴルフリゾート建設の必要性につきましては、本市観光の新しい魅力として国内外からのゴルフ目的の観光集客が図られ、年間を通して楽しむことができることから、リピーター客の定着化につながり、本市観光の年間平準化に資すると考えております。 さらに市民にとっても、余暇を過ごすことができるレクリエーション施設となります。 また、消費拡大にもつながると捉えており、本市とって必要なリゾートレクリエーション施設であると考えております。 一方で、ゴルフ場建設には広範囲な土地の開発や建設を伴うことから、施設の維持管理手法等による自然環境への影響や、星空保護区としての夜空の環境維持などの懸念につきましては、環境に配慮した十分な取り組みが必要だと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) そうですね。そのような、皆様答弁ありました。どうしてもこの石垣島には、そのようなゴルフリゾート施設が、観光の面においても大変必要になってくる状況だと思います。 そこで、市長当選以来10年間ゴルフ場を施設の整備に向けて、市長初め当局が取り組んできたかと思いますけども、これまでの取り組みについてのご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 現在、株式会社ユニマットプレシャスにより、ゴルフ場を含む総合リゾート施設の建設計画が進められており、本市といたしましても、関係法令に基づき、自然環境にも十分に配慮しながら、建設計画の着実な実施に向け、必要な協力をを行っているところです。 ゴルフ場を含むリゾート施設の開発につきましては、土地利用に関するさまざまな個別の法律や条例上の許可を得なければなりません。本市といたしましては、関係法令に適合するよう調整してまいっております。 また、市と事業者、それぞれ取り組みや課題等につきまして、定期的に、約月1回のペースですが、定期的な意見交換会を開催し、事業実施に向けて、情報共有を図っているところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) ありがとうございます。この石垣島にゴルフ、18コースのロングコースが2006年にクローズして、今、2019年ですけども、なかなかこのチャンピオンコースができない。 しかしながら、現在、ユニマット社が手を挙げてくれて、取り組んでいただいているところでございます。 その間、もちろん市長を初め当局の、このゴルフ場整備の取り組みというものはやってきたというところはもちろん承知しています。この場を借りて、市民の皆様にも、これまでの取り組みというものを理解していただければなと思います。 このゴルフ場建設に向けて、大きな課題というものが3つあると思っております。 1つはやはり財源の問題、どこが主体となって整備していくか。 また、用地の問題、まとまった土地があるのか。ゴルフ場をつくれるような、土地があるのかという問題。 また、先ほどもありましたように環境の問題、この3つが主な大きな課題になってくるのかなと思います。 現在、財源や主体については、市長を初め1期目のときからしっかりと取り組んでまいったのかなと思っております。市長が1期目のときには、野底のほうのゴルフ場整備を目指して、さまざまな取り組みをして、もう少しのところで具体的な計画に上るのかなというところで白紙になってしまいました。 しかしながら、その危機感から、地元の業界団体の皆様、またゴルフ協会の皆様が一丸となってさまざまな企業に、この石垣市においてチャンピオンコース18ホールのロングコースを整備してくれということでさまざまな動きがなされました。 もちろん市長が先頭になって、今回のユニマット社のもとにも赴いて、石垣島でのゴルフ場リゾートの建設についても打診をされたというふうに伺っています。 その結果があって、今、ようやく14年ですか、もの歳月があって、何とかもう少しのところでこの石垣にゴルフ場ができる、そういったあと一歩のところまで来ています。 ユニマットプレシャス社は、2015年10月にこの石垣市においてゴルフ場を建設するという記者会見を行いました。その席には、商工会、また観光協会、建産連、そしてJA、また漁協の皆様、経済の5団体の皆様と、またゴルフ協会の皆様が一緒の席に座って、この石垣島にはどうしてもゴルフ場が必要なんだと、そのためにもユニマットプレシャス社をしっかりと地元で支えていくんだ、そういった思いもあって、2015年に記者会見をし、また、石垣市においても早期の着工のためにも協力要請をしているところでございます。 そういったところで、1つ目の課題である財源、主体について、何とかクリアしようとしているところでございます。 今回の計画、仮称でございますけど、石垣リゾート&コミュニティ計画においては、事業規模約400億円ともご用意しております。そこをやはり体力がある、しっかりとしたノウハウある企業でなければ、この計画はなかなか進めることができない。 中にはユニマット社は、今、石垣ではなく、宮古に本腰を入れているんではないかという話もありますけども、現在、実際に環境アセスの手続に入っており、それだけでも億近い予算が投入されており、さらに土地の購入についても億から十数億もの経費をかけている。それぐらいの投資をしているわけですから、やはりユニマットプレシャス社としても、いかに本気かというところが見えてくるわけでございます。 ですから、どうしても八重山ゴルフ協会初め、地元の皆様の熱意とともに、石垣市も何とかこのゴルフ計画をしっかりと着工に向けて取り組んでいただきたいなと思っております。 そこで、現在課題となっている、第2の課題となっているがやはり用地です。その土地にゴルフ場をつくっていいのかという問題でございます。 この事業予定地が122.6ヘクタール、そこで民有地が70ヘクタール、また私有地を76ヘクタール借りることによってこの計画を進めていこう、そのような計画でございます。 そこで現在、石垣市ととも個別法をクリアしつつ、また最大のハードルとなっているのが農振除外と農地転用でございます。 先ほど、答弁でもありましたけども、月一度のペースで企業と情報交換、意見調整を行っている、また、そこには八重山ゴルフ協会の皆様も参加させていただいて、情報の共有をさせていただいているとのことでした。2019年の6月から現在に至るまで、延べ14回の会議が行われています。 その間、当初、なかなかこの市の動きが見えてこなかったと。やはり、県との許認可の話、また農振除外の話でありますから、なかなか市の権限が及ぶところではないというのは重々理解しておりますけども、なかなか動いてこなかったというところがあります。 また、冒頭の答弁でありました、農林水産部において、また、農業委員会においての農振除外・農地転用が、明確な見込みが見えてこない、そういった状況であります。 そこで1つお伺いしたいんですけども、農林水産部、農業委員会が進めているこの農振除外と農地転用について、関係法令の整理とは一体どのようなことなのか、また、なぜ今後の見込みがついてこないのか、その点についてご説明願います。 ○議長(平良秀之君) 農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 関係法令の整理につきましては、農振除外の手続においての農地法の転用見込みとなっております。 また、なぜ見込みがつかないのかということでございますが、現在、企画政策課とも連携して取り組んでいる計画策定について、今後は沖縄県と土地利用調整を農政経済課、また農業委員会ともに進めていく予定でございます。 本計画が策定された際には、農振除外・農地転用が可能と考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 現在、冒頭、企画部からありました地域未来投資促進法においての農地転用を目指すということです、農林水産部としても。わかりました。 この調整会議において、事業者とゴルフ協会との調整会議において、なかなか最初のほう、動きが見えなかったというところで、しかし、ここにきて、ここ数ヶ月で新たな動きが見えてきたと。それが、今回の地域未来投資促進法だというふうにへ伺っております。 これでやっとなかなか進まないこの農地転用が、一筋の光が見えてきたのがこの法案でございます。 ここで、この地域未来投資促進法についての説明を、この規制緩和制度とは一体どのようなものか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 今般のゴルフ場を含む総合リゾート施設に対する農振除外・農地転用につきましては、農政経済課それから農業委員会が所管します農地転用・農振除外手続を進めてまいりました。 それにあわせて企画政策課といたしましても、今年度4月より、地域未来投資促進法の手続について委託業務を発注したり、その適用についての準備を進めてまいりましたが、当初なかなか手続に取りかかることができなくて、表に出せなかったという事情もありまして、最近地域未来投資促進法の話が出てきたというイメージにつながっているものかと思いますが、その地域未来投資促進法の規制緩和制度につきましては、地域経済を牽引する事業者の経営課題に応じて、グローバルアドバイザーによる人的支援や設備投資に対する法人税の減税、それから規制緩和などさまざまな支援措置がございます。 規制緩和に関しましては、原則不許可となっている農地の転用許可、市街地調整区域の開発許可等に係る支援措置などとなっております。 以上です。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) それでは、現在、県との取り組みをされているかと思います。この地域未来投資促進法に関しては、今週の月曜日の沖縄県議会においても、大浜一郎県議が取り上げて、県の商工労働部の嘉数部長もしっかりと調整して進めていくというふうにおっしゃっておりました。 さて、この県の担当部局との調整というのはどのような内容なのか、どのような現状なのか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 現在、地域未来投資促進法を所管している県の部署につきましては、商工労働部産業政策課となっております。 現在は基本計画策定について、調整を同課と行っているところですが、主な指摘事項として、市の国土利用計画と関連計画との整合性や、環境省との関係機関との協議の確認等がありますので、現在その確認作業や県の助言を受けながら対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) その同計画の同意含め、同制度を活用して、この農地転用の見込みというものはいつごろ想定しているのか、答弁願います。また、そのプロセスです。よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 基本計画を国から同意を得る必要がございますが、その同意を得るタイミングにつきましては、年4回ほど予定されております。現在3月の同意を目指して準備を進めているところでございます。 基本計画の同意を得た後は、土地利用調整計画地域経済牽引事業計画を策定し、県の同意承認を得る必要がございますので、その後の農振除外・農地転用手続に入ってまいります。最短で来年度、令和2年の9月までには手続を終える予定でございます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) ぜひとも県としっかり調整して、先ほど最短で9月とおっしゃってました。なるべくこの最短から遅れないように、調整を図っていただければなというふうに思います。 さて、この農地転用、農振です、事業主体はあくまでユニマット社ではございますけども、やはり着工までの環境を整備するというのはやはり石垣市、また県との連携をもとにやる必要があるのかなと思います。 これ、経済産業省からの同意でしたっけ。認可が必要になるということなので、しっかりと国とも市長を初め調整して、何度も何度も行っていただいて、県とも国とも調整して、どうにかこの来年度の着工に向けていただきたいなと、着工への環境の整備をしていただきたいなと思っております。 その前にちょっと1つ、またこのゴルフ場建設において、もう一つの課題であります環境面についてもお話できればなと思います。 やはり、市民の皆様が懸念していることの1つが環境についてだと思っております。前回、ユニマット社が市民向けに説明会を開いたときに、お邪魔させていただきました。そのときの大多数の意見としては、やはり環境、またアンパルへの影響への懸念というものがありました。 しかしながら、やはりもちろんゴルフ場つくるからには、自然豊かなゴルフ場をつくっていただきたいなというふうに私も思っております。経済活動とのを両立、いかにしていくかが今後の鍵になってくるかと思いますけども、現在、ユニマット社が環境アセスの手続に入って、今アセス実施中でございますね。 来年の5月か6月には、このアセス自体が調査は終わるというところでございますけども、ひとつ皆様環境について懸念されているので、私の体験談なんですけども、数年前に北海道の釧路湿原、日本最大の湿地ですね、こちらもラムサール条約に登録されております。そちらに行ってまいりました。そして、そこのラムサール条約の湿地地帯のすぐそばにゴルフ場が3つあります。その1つのゴルフ場にお伺いして、ちょっとその責任者とお話をする機会がありました。 湿地帯のそばにあるということから、自然環境についての、これまで何かしらトラブルやクレームなどはあったかというふうに伺ったら、そういったものは一切ないよと。逆に、このゴルフ場は、さまざまな動物も保全されているし、動植物です、ウサギや鹿、またキツネもいるし、また、なかなか町なかでは見れない植物もある。そういった意味で環境にしっかりと配慮したゴルフ場なんだというふうにおっしゃっていました。 また、ゴルフ場というのは70%以上森林にしなければいけないという決まりもありますので、皆様のイメージよりも、やはりもっともっと自然豊かな観光施設、自然環境施設になっていくのかなというふうに思っております。 ユニマット社も今回しっかりと環境アセスを実施して、市民の意見を聴取して取り組んでいるところでございます。現在、環境影響評価、環境アセスを実施中ですけども、その前段階にあります計画段階環境配慮書の手続においても、市民、また石垣市からの意見を聞いている。そして、それに向けて、その意見にしっかりと対応しているものだと思いますが、そこで環境課にお聞きしたいんですけども、現在ユニマット社が計画段階環境配慮書において、市、また市民から受けた意見を、この次の段階であります環境影響評価方法書でどのように対応しているのかについて答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問についてお答えいたします。 仮称石垣リゾート&コミュニティ計画について。 事業者は、沖縄県環境影響評価条例に基づく計画段階環境配慮書を作成し、平成29年1月6日に公告し、1月10日から2月17日まで縦覧に供しております。 同配慮書に対する本市の主な意見といたしまして、1点目、事業計画場所は、水田、畑の農業用水の水源流域であり、開発による利用河川の水量及び水質に影響がないよう調整が必要であること。2点目に、埋蔵文化財の取扱い及び保存の方法について、そして3点目に、カンムリワシなどの天然記念物への配慮についてを意見として回答しております。 市民からの主な意見といたしましては、排水計画、名蔵ワンパル、そして名蔵湾への影響、計画地の生態系保全についての意見がありました。 事業者は、これらの意見を踏まえ、再検討の結果、1点目、ウガドーガーラの沢を調整池としない。2点目、埋蔵文化財を確認した区域での建造物の建設を行わない。3点目、事前調査でのカンムリワシの湿原の多い区域を通る取りつけ道路を廃止するなどの見直しを行い、環境影響評価方法書を作成し、公表しております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◎建設部長(安里行雄君) このように、ユニマット社もしっかりと市民や市からの環境への意見について、真摯に向き合って一つ一つ対応していることが見えてとれます。 また、この環境アセスが通ることによって、やはり自然の保全にもしっかりとした担保が取れることかと思います。そういった面から、この石垣市においてゴルフ場リゾートが建設されても、環境への保全はしっかりと図られていくものだと思っております。そういった面から、この3つ目の課題であります環境についても、市民の皆様にもご理解を得られるのかなというふうに思っております。 石垣市にはロングコースがございませんけども、よく言われるのがお隣の宮古島市には3つのロングコースがあって、沖縄県には25個で日本を全体で見れば、日本2,400コースのロングコースがあるというふうに言われております。しかしながら、冬場になると、本州のゴルフ場はなかなかプレーできないということで、多くの観光客のお客様が冬場に、沖縄本島や宮古島にいらしてくれるそうです。そして、そうなると沖縄県の冬場の観光も、需要もしっかりと石垣島に取り込むことができるので、ぜひとも石垣市にもロングコースが必要なのかなと思います。 余談ですが、世界で一番ゴルフ場が多い国はアメリカで、1万5,000コースあるとのことです。2番目がイギリスで2,800なんですけども、その3番目が日本で、ゴルフ人口は日本が世界2位の720万人ものゴルフ人口がいるというふうな調査結果もあります。この大きな需要を、ぜひともしっかりと取り込んで、また世界にはもっともっとゴルフ愛好会がいます。そして、そういう方々やはり、遠くから来るということもあって、観光地で消費を楽しんでくれる、そういった客層でもございます。そういった面からもやはりゴルフ場、一刻も早い着工していただきたいなというふうに思います。また、今回のユニマットプレシャス社の社長も、このゴルフ場ができた暁には、この石垣島においても、女子プロの女子プロツアーの大会を誘致できればというふうな話も伺っております。そうすることによって、子供たちもプロ一流の選手に間近に触れることで刺激され、ゴルフの道、またプロに触れることで、さまざまな可能性が開花されることだと思っております。多くの意味で、やはりどうしてもこの石垣市にゴルフ場が必要になってくる。そして、それがあと一歩のところまで来ています。市長が就任されてからもう10年たちますけども、あともう少しのところで着工までこぎつけることができました。あとはやはり、市長を筆頭に担当部局の皆様、また全庁横断的に県、また国との調整のもと、2020年度までにはもちろん事業主体はユニマット社ですが、しっかりと着工できる、そのような環境を整備していただきたいなというふうに思うわけですけども、そこで最後にゴルフ場の2020年の着工に向けて、しっかりとした環境整備、ぜひとも市長の口からも答弁願いたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 ゴルフ場の整備につきましては、私の1期目からの公約でございます。これは新空港建設に伴い、石垣島唯一のロングコースであった石垣島ゴルフクラブが閉鎖に追い込まれたということでありました。これは石垣市全体の発展のためにやむを得ないということで、ゴルフ場関係者、皆様方も土地の売却に同意されたわけでありますが、その後、島内でゴルフ場の開発の話が何件か持ち上がりました。私自身も石垣島の観光、そしてまた市民の生涯スポーツ、さらには子供たちのジュニアの育成においてはゴルフ場は必要だという認識のもと取り組んでまいりました。 当初、接触していた企業とのお話が、最終的には合意に至らずに、途中から、現在行っていただいていますユニマット社さんと交渉を始め、いろいろと経緯がある中で、石垣島での開発に向けて動いていただけるということになりました。 先ほど来、観光についての大きなツールというお話をされておりますが、確かにゴルフ愛好家の皆様方は冬場、石垣島もしくは南国でゴルフがしたいという要望もありますが、それと加えて、もう一つ大きな要素がございます。今後の観光は、やはり量より質へと転換していく中において、どのような観光のお客様を呼び込むかというところに、一番効果的な形になるのであれば、やはり学会ですとか、マイスと言われている報奨旅行等も含めての団体旅行も一つのターゲットかなというふうに思っています。そういった場合、学会もただ単純にずっと会議ばかりしているわけではなくて、1週間なりの会議の中で休みの日があって、その日はダイビングをしたり、ゴルフをしたいというような形で楽しみながら、学会を運営していくというような話を聞いております。 今現在、小規模ですけども、石垣島で国際的な学会等が開かれておりますが、その方々も口々にお話されるのが、竹富を含めての離島観光をしたり、ダイビングをしたり、マンタを見に行ったりという話をされていますが、その中でゴルフ場がないということは、非常に残念がってはおられました。そういうゴルフ場の開発をすることによって、またそのマイスのようなマーケットを取り込むこともできますし、これは石垣島全体の観光にとって、量から質への転換になるための大きな材料になるというふうに認識しております。現在、進んでいる計画自体はもうその企業が、もしやらないというような話になれば、そのほかの可能性というのは私はないというふうに思っております。これは先ほど来、議員がおっしゃっているように用地の確保、事業主体となる企業の経済力、開発能力、そしてまたその後の運営する能力等に含めてもほかにはないというふうに思っていますので、最後のチャンスだというふうに思っておりますので、関係団体、そしてまた行政上げて、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。 ただ、その中で大事になってくるのは、この石垣島の環境、それに対する配慮、そこも重要視されますので、そこは企業に対しても、強く申し出ておりますし、企業もこれまでの計画の中でその都度その都度、沢であったり、池だったり、水の流れだったり、そういったものに配慮して計画を変更していただいておりますので、最終的には環境にやさしい、そしてまた世界に誇れるロングコースができるものだというふうに期待をしております。ぜひ、市民の皆様にもご理解いただいて、しっかりと計画を進めていきたいというふうに思っています。予定通りの着工でいけるように行政側としても、国、または県に働きかけてまいります。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) しっかり、その市長の思いを、市役所一丸となって全庁的に取り組んでいただければと思います。ぜひとも、来年度着工をよろしくお願いいたします。私もパブリックゴルフ場も必要なのかなとは思っております。 それでは、次の質問に入ります。 SDGsについての質問に入りたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時56分                               再 開 午前10時56分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◆8番(長山家康君) SDGs、持続不可能な開発目標についてですけども、未来都市を目指していくとおっしゃっておりました。それでは、この未来都市に選定されるとどのような支援が受けられるのかについてご説明願います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 SDGs未来都市に選定された場合に受けられる支援の内容につきましては、SDGs未来都市に選定された自治体への国からの支援といたしましては、自治体が提案しましたSDGsの達成に向けた取り組みに対しまして、国、関係省庁の横断的な支援が受けられることとなっております。 支援の内容といたしましては、各省庁の支援施策活用等の助言や各省庁の支援策を選定都市に集中的に投入してもらえ、また取り組み状況フォローアップの評価基準作成へ参画してもらえるなどがございます。 また、未来都市の中でも特に先導的な取り組みを提案した自治体につきましては、自治体SDGs、SDGsモデル事業として選定されます。同モデル事業に選定された事業につきましては、最大4,000万円の補助金が交付されることとなっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) SDGs、やはりこちらを推進することで、石垣だけではなく、日本また世界中がよくなっていく、そういった世界地球規模での目標でございます。しっかりと石垣島も地域特性、また市民の皆様の理解を得ながら進めていっていただければなと思うんですけども、しかしながら、まだまだこの市民の皆様にはSDGsについての浸透が足りていないのかなというふうな部分があります。やはり未来都市に目指す中で、市民が同じ思いを共有することで、この選定された後も力強く石垣市がSDGsを掲げていけるのかなと思うんですけども、その点市民へのこのSDGsについての周知や、また理解促進についてどのようなことを行っていくのか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 SDGs未来都市では、官民連携、産官学連携、住民全体のまちづくりが求められ、全体で最適化が求められております。さらに地域内外で多様なステークホルダーとの連携が必要となってきます。そのためにも市民の皆様へのSDGsの周知と理解は非常に重要なものだというふうに考えております。 市の広報誌やホームページ、フェイスブックなどを活用して、広報及び本市の取り組みに係る説明会等を開催しながら、市民への周知、理解を得ていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) さまざまな周知、広報も必要だと思うんですけども、やはりホームページなどSNSを活用しても、なかなか、振り向いてくれる人も少ないのかなと思うので、いわゆるフォーラムなど講演会なども含め、先進的な地域が日本にありますので、そういった点も含めて、講演会のなど開いて、今回いらしている高校生向けだとか、小中高生向けにも、そのような市民向けのフォーラム、勉強会、講演会なりを開催することも必要なのかなと思いますけども、その点ご検討いただければと思いますが、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 先ほども述べましたが、市民への周知、理解は非常に重要なことだというふうに考えておりますので、もちろん市の広報誌やホームページ、フェイスブック、SNSなどを駆使して、広報活動を進めてまいりますが、長山議員からご提案のありましたフォーラムや講演会、それから小中高生、学生への説明会、講演会なども対象に入れまして、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 市内にはSDGsに関して取り組んでいる団体というものも幾つかありますので、そちらの皆様とも連携をとりながら、よりよいこのSDGsの未来都市、選定できるような取り組みをしていただければなというふうに思います。 この質問はこれで終わります。 次に施設管理課についてですけども。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時01分                               再 開 午前11時02分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 施設管理課にお伺いします。 私たち議員のもとにも、多くの市民から、例えば街灯が切れているだとか、道路を直してほしい、枝を剪定してほしいなどなど多様な相談があります。それも私たちは現場を見つつも、担当課にお伝えするわけですけれども、その後、まだ直っていないのかという相談も結構あるんですね。理由も伺います。 先ほど、冒頭でもありました業者に依頼することによるので、まず業者の順番待ちだとか、はたまた予算の問題だというのももちろんあるでしょう。そういったいろいろな理由があるかと思いますけども、現在、相談を受けて、現在、仕掛かり中というか、対応中の件数というものは何件あるのか、常時どれぐらいの件数を抱えているのかというのを教えていただければと思います。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 今現在、対応中の要請については28件あります。内容としましては、道路の修繕に関すること17件、あと植栽、それに関すること6件、あと街灯に関することで5件となっております。いずれも、すぐに対応できるものについては、作業員で作業したりとかしているところです。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 28件ということでした。私も施設管理課の職員に相談して、すぐに対応していただくこともよくあります。もちろんそこは職員の皆さんの頑張りというものは評価したいなと思うんですけども、一方でなかなか本当に進まないというものがあるんですね。聞いてみると、業者には依頼しているが、業者がまだまだ手があかないということで待っているというのを、幾つか例を上げますと、例えば、私は今年1月に、ある地域の排水が詰まっているのでそこを掃除してほしいと言ってもまだ治らなくて、結局は地域の皆様でお金を集めてやったというふうに伺いました。そのほか街灯についても、ある市民から五、六月にお願いしたけども、まだ直されてない、なぜだという話がありました。聞いてみると、業者が忙しくて手が回らないので、ちょっと時間がかかっているんですというふうにおっしゃっていました。というところで、やはりそこまではわかるんですけども、果たしてこれでいいのかという思いがあります。市民の安心・安全を守るという点で考えると、業者がやらないからやらないままでいいのか、その先、何か方法を考えないといけないのかというふうに思うんですけども、現状、どのような形でこの業者へこの業務を依頼しているのか、その点の説明を願います。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 業者の依頼の際に、現場がほかに多くあるなど、多忙により対応できないと断られることはありますけども、その際にはまた他の業者に対して、また連絡をしてできる限り速やかな対応を図っているところですけれども、今年度においては、特に、街灯修繕について、いろんなところに当たって修繕を依頼しているんですけども、なかなか受けてくれないということがありましたので、今現在、電気工事協同組合と一括して、そういった受けてくれないかということで、今、調整しているところです。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 今後はそういった組合と協定なりを結んでお願いしていくということですね。そうすることによって、例えばできる業者が優先的にやっていただけるという、考えていいですか。 また、その際なんですけども、依頼する際にどのように納期を設定しているのかについて、またその納期をおくれた場合の対応についても説明願いたいんですけども、それも含めて、この組合に委託することでその問題が解決されるなら、それは本当に、ぜひともやっていただきたいなと思うんですけども、その点、説明願います。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 今現在、調整しているのは、電気工事業協同組合で。まだ、詳しい内容とか、そういったのはまだ詰めてはいないんですけども、あと道路の土木工事につきましては、やっぱり建設業協会さんとか、あと造園業協会さんとも意見交換しながら、どうしても一括で受けるとなると、それで割高になったりとかそういったものも出てきますので、そういった機関も含めて、そういった費用面も含めて、意見交換して調整できるとこは、受けていただけるときは、そういった形で協定を結んで取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) ぜひ、私もその業者、1業者だとなかなか手が回らないけれども、組合だとしっかりと早く対応できるのかなと思いますので、今の取り組み、まず電気組合、建産連含めしっかりと協議して、よりよい内容の協定なりを結んでいただければ、市民の皆様の不安も解消できるのかなと思いますので、その点はしっかり取り組んでいただきますようよろしくお願いします。また、今ある28件の仕掛かりも、なるべく早く業者の皆さんと調整しながら、対応していただければと思いますので、よろしくお願いします。 その点、市も市民の生活、安心・安全を守るということで、業者にもその点を理解していただいて取り組んでいただければなと思います。 次の質問に入ります。 カラスについてですね。カラス被害についてお伺いします。 最近、私が受けた相談の中で、石垣島にカラスが相当ふえているんじゃないかという、もちろん本人は数えたわけではないんですけども、一時、石垣を離れてまた戻ってくると、その当時よりカラスを目にすると。特にそれは町中でもそうですし、そういった北西部においてもカラスがたくさんふえているんではないかというふうな話を聞きました。また、そういった北西部においては、カンムリワシを脅かす存在になっていて、カンムリワシを攻撃したり、餌を取ったりしているというふうな話も聞きました。 農家の方からは、牛を攻撃してくるカラスがいるだとかいうふうな話も聞きます。これも昔からある被害だはと思うんですけども、数がふえていることによって、件数がふえているかと思うので、そこら辺も含め把握していただきたいなと思うんですけども、やはり生活衛生も悪化しているのかなと思います。先ほど、答弁で時々報告があるというふうにおっしゃっていましたけども、ごみ収集前後に歩いてみたり、自転車で通ると、必ずカラスがいて、必ずつついております。通報があれば、そのように指導というかアドバイスするとおっしゃっていましたが、やはりこの点も、何かしら対策が必要になってくるのかなというふうに思っております。まず、ちょっとこの生態系への影響について、どのように当局お考えか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子君。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 生態系への影響についての再質問にお答えいたします。 自然界において、カラスが小鳥を襲ったり、カンムリワシの餌を横取りするようなことがあるというようなことは聞いております。ただ、このようなカラスの行動が数がふえたことによるものなのかなど、生態系に与える影響については、本市での調査資料がないため、現段階では判断いたしかねます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) そうですね、まだ把握してないので、そのような答弁になるかと思うんですけど、まずは把握していただきたいなと思います。 環境省がこのようにカラス対策マニュアルというものを出しております。こちらにいろいろカラスの実態やその対策についてありますので、一度読んでいただきたいなと思うんですけども、まず、カラスはごみがあるとこに集まると言われています。かつ、赤いものを、先ほど生ごみとかの処理を包んで出すだとかとおっしゃっていましたけども、生ごみが入っていなくても破くんですね。やはりそうなってくると、効果的なネットだとか、ゲージ、またネットに関してもしっかりとした網目の細かいものだとかいろいろな基準もありますので、その点も考えていろいろ検討していただきたいんですけども、カラスがごみ袋を狙うときに赤っぽいものを狙うらしいんですね。この肉だとか。ですから、石垣の燃えるごみの色は赤なんで、やたら狙われるのかなと思いますが、その点も含めてですね。 あと一つ、カラスが巣をつくりやすい木というものがあるらしく、街路樹の剪定して、枝全部切って棒みたいになるじゃないですか、あそこからまた生えてくると凄いカラスが巣をつくりやすいというらしいんですね。石垣の街路樹の剪定は、まさにそういう剪定の仕方だったりするので、そういった面からも総合的にカラスの対策が必要なのかなというふうに思います。この生活衛生に関しては、ごみ問題に関しては、夜間のごみ収集等も効果的だというふうに言われています。カラスは夜眠るので、その間に収集するのも一つです。その点も含めて、ネットの設置、ゲージの設置、また夜間ごみ収集含め、カラスの習性を勉強して調べていただいて、これらの対策を講じていただきたいんですけども、その点についてお考えをお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子君。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 生態系への影響調査が必要ではないかということでありますけれども、カラスも生態系を形成する一部であると考えます。 しかし、今のように極端に増加して生態系全体への影響を及ぼしているということが懸念されます。カラスの実態について、生態系の影響調査などにつきまして、現在、本市におきましては、まだ十分な情報収集等ができておりません。現状を把握した後、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) カラスがふえるのは、餌がそこにあるからというふうに言われております。その点も含めて、先ほどご紹介しましたカラス対策マニュアルに沿って、この石垣市も対策していただければなと思います。カラスも可愛いんですけれども、しっかりと人間の生活衛生に被害が出ないように取り組んでいただければなと思います。 じゃあ、次の質問ですけども、商工西通りについてお伺いいたします。 カラスの把握はしっかりよろしくお願いします。調査。 この商工西通りについてなんですけども、一部区間はもう工事が完了して、産業道路終点辺りがもう少しだと思うんですがけども、この同事業の残りの整備内容についてと、この終点付近がなかなか拡幅工事が進まないんですけども、その理由と、また今後の取り組みについて教えてください。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 現在、事業認可を受けて実施中の3の5の18号、商工西通り線の残りの整備内容につきましては、一部の用地取得及び文化財発掘調査を実施し、その後、道路整備工事を行う予定であります。 3の5の18号の商工西通りの終点、産業道路付近の拡幅工事につきましては、これまでの取り組みとしまして、計画敷地内に土地を所有する権利者へ協力と理解が得られるよう交渉を重ねておりますが、複数の日数を要しております。そのため、道路整備工事の着手が困難となっており、おくれることとなっております。 以上になります。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 済みません。同事業の計画終了予定はいつですか。ちょっと答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 現在、事業実施中の残りの区間につきましては、来年度の用地取得及び文化財発掘調査を実施し、その後道路整備工事を行う予定で、事業期間は令和4年度までとなっております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) じゃあ、その事業が終わらないと、この商工の校門の西の通りの事業に入れないということでよろしいんでしょうか。 今後、商工の校門前の通りの拡幅についてのこの事業認可と、そのプロセスについてもご説明願います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時18分                               再 開 午前11時18分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 3の5の18号、商工西通り線の今後の事業認可のプロセスにつきましては、当該路線の調査及び事業化の検討を行い、新規採択要望後、事業認可の申請、承認を受けまして事業の実施となります。地域から要望のある未着手期間の早期事業が着手できるように取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 同事業ですけども、ホームページでは平成32年度で終了というような表記がありましたので、おくれていると思いますので……。 ○議長(平良秀之君) 時間ですので、締めてください。 ◆8番(長山家康君) 以上で、一般質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、長山家康君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時19分                               再 開 午前11時31分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 次の質問者、井上美智子さんの質問を許します。井上美智子さん。             〔何事かいう者あり〕 ◆16番(井上美智子君) 皆さん、おはようございます。商校の皆さん、聞いてください。よろしくお願いします。 先に通告いたしました事項につきまして一般質問いたします。 初めに、自衛隊配備問題について、お伺いいたします。 配備予定地では、水の問題、カンムリワシを含む環境問題など、さまざまな問題がある中、市民が懸念するもとで造成工事が強行されています。防衛省は、環境アセスメントを実施せず、石垣市も独自の調査をせず、そのため、予定地周辺の住民の皆さんや市民団体が、独自に水や環境の調査を行っています。 その調査によると、予定地から宮良川までの水環境が、市民にとって大切な水源域であり、また、カンムリワシなどの動植物の生息地としても守るべき地域であることがわかります。市は水の問題、カンムリワシなどの環境問題について、どのように認識しているのか明らかにし、市民へ情報を提供すべきですが、大変不十分です。 また、造成工事においても、景観形成基準を大きく超えるのり面と擁壁の高さについて、8月に開かれた景観形成審議会の審議の中で、委員から資料を求める声がありました。その後、石垣市が要求して、新たな資料が防衛省から10月11日に提出されています。その資料に基づき、もう一度審議会を開くべきでした。 しかし、市は10月21日、防衛省に協議終了の通知を出しました。市長が9月議会で、基準に合わせられるような状況で対応できないか、防衛省側にも協力を要請していきたいとの答弁にも、矛盾する対応ではないでしょうか。その結果、沖縄防衛局は見直しを行わないと結論づけました。 また、住民の安全につきましては、弾薬庫が懸念されます。私は10月28日に、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の皆さんと、防衛局に、陸自配備に伴う施設建設中止を要請に行きました。その際、防衛局は、弾薬庫について、貯蔵量に基づき保安距離をとらなくてはならない。保安距離以上の距離を確保するとのことですが、具体的な安全距離は示されないので、住民が安全かどうかわかりません。 そこで、庁内の協議で、水道の給水や排水が、ホテルやアパートの建設ラッシュの中、自衛隊配備でどうなるのか、カンムリワシをどう保護していくのか、造成工事をこのまま進めさせていいのか、住民の安全は守られるのか、これまで、どのように話し合われたのか、お伺いいたします。 1点目はこれまでの庁内の協議、水の問題、カンムリワシ、造成工事、住民の安全等について。 2点目は、旧ジュマールゴルフガーデンの市有地の無断使用について。 9月議会で、原状回復と損害賠償を求めるとの答弁がありましたが、その後の対応について。 3点目は、新聞報道でもありましたが、隊員宿舎の建設用地の市有地住所の不開示理由として、防衛局が、不法な侵入や破壊行為といった犯罪行為を招くおそれがあると回答したことへの市長の見解について、答弁を求めます。 次に、海岸線の保安林についてお伺いいたします。 名蔵湾の県道79号線沿いの海岸林が伐採されたことで、今後の台風、高潮などの被害が懸念されますが、今回は1ヘクタール未満の民有地のため規制もなく、届け出さえ出せば伐採できるとのこと、毎年来る台風から守ってくれる保安林の重要性は確認されているにもかかわらず、それをとめることができませんでした。 そこで、お伺いいたします。 1点目は海岸線の保安林の指定の実態について、2点目は、今後、保安林として指定が必要とされる地域への対策について、答弁を求めます。 次に、子育て支援についてお伺いします。 放課後児童クラブは、放課後の子どもたちの安心・安全な居場所として求められていますが、小学校内での整備が、保護者にとっては一番望むことですが、空き教室の確保が困難であったり、事故等があったときの責任はどうなるのかなど、問題がありました。また、指導者の確保、利用料のこと、経営のことなど、さまざまな課題があります。今回の行動計画案でどのように改善されるのか、お伺いいたします。 新放課後子ども総合プラン石垣市行動計画(案)について答弁を求めます。 次に、障がい者福祉についてお伺いいたします。 障がい者福祉サービスを受けている方が、65歳になると、機械的に介護保険サービスに移行する制度になっており、新たに、介護認定を受け、その認定で受けられるサービスを使い、不足分は障がい者福祉サービスを受けるというものです。また、明らかに、介護認定はされないとわかっている人も、65歳になったら、とりあえず介護長寿課で、介護が認定されませんという証明が必要ということです。あっちへ行ったりこっちへ行ったりです。障害福祉課で判断できるようにすべきではないでしょうか。 また、外出支援のことですが、さまざまな場面で、介助を必要とする障がい者にとって、いつでも行きたいところへ行けるということがなかなかかないません。気兼ねなく当たり前に外出できることが求められます。 そこで、お伺いいたします。 65歳以上の障がい者に介護保険サービスが優先されることの課題について、2点目は、外出支援について答弁を求めます。 次に、北部振興策についてお伺いいたします。 北部地域はもとより、高校へ通学困難地域では、子どもが高校生になれば、寮に入るか、市街地の親戚に預けるか、アパートを借りるか、保護者が送迎するかです。北部振興の一助として団地ができ、若い家族が定住するようになりました。しかし、今度高校に進学が決まったけれど、寮費が大変だから市街地へ引っ越しますという家族が、毎年のように続いています。高校への進学により、家族全員が引っ越すため、兄弟の中学生、小学生も一緒にいなくなるということになり、学校にとっても、地域にとっても存続にかかわる重要なことです。 島内に高校のない地域には、県から離島高校生就学支援事業があり、月2万円の補助があります。しかし、石垣市は島内に高校があるため、寮に入っていても支援は受けられません。これでいいのかと問われています。 そこで、石垣市で遠距離通学支援という形で、独自の寮費への支援ができないでしょうか。また、保護者が高校まで独自に送迎している家庭もあります。遠隔地の家庭の支援として、燃料費の支援ができないでしょうか。 そこで、お伺いいたします。 1点目は、高校の寮費への支援について、2点目は、遠隔地の高校生のいる家庭への定住化支援について。 次に、農林水産部を産業振興部に改変することについて、お伺いいたします。 石垣市にとって大事な1次産業である農林水産業です。後継者のこと、居住や資源の確保、農地の問題、製糖工場のことなど、農林水産部として課題はいっぱいあります。商工振興課が加わることで解決するとは思えませんし、農林水産部に商工振興課が必要であれば、農林水産部に商工振興課を設置すればいいだけで、農林水産部を産業振興部に改変することになるのか、明確な理由は見当たりません。 どのように議論されこうなったのか、関係機関を交えて議論されたのか、改変の目的と理由について答弁を求めます。 最後に、石垣市自治基本条例についてお伺いいたします。 今議会初日に特別委員会の報告があり、本条例を廃止すべきと決定したとのことでした。石垣市住民投票を求める会が、自治基本条例の第28条の4項に基づく市長の実施義務について、あるのかないのかを、司法の判断を求めている中での暴挙です。特別委員会審査報告書に対する市長の見解について、答弁を求めます。 以上、質問要旨を述べました。再質問は次席より行います。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さんに対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 井上美智子議員の1項目め、自衛隊配備計画について、お答えいたします。 1点目のこれまでの庁内の協議、住民の安全等についてお答えいたします。 防衛省へは、駐屯地配置や施設整備に当たっては、市民の生活環境へは最大限の配慮はもとより、自然環境に十分配慮しながら、関係法令等を遵守し、必要な措置を講ずるよう申し入れているところでございます。 また、火薬庫については、これまでの防衛省の説明によりますと、石垣島駐屯地への弾薬庫の整備及び火薬類の貯蔵に当たっては、火薬類による災害を防止し、公共の安全を確保することを目的とする火薬類取締法等の関係法令に基づき適切に行い、火薬類取締法施行規則第23条に規定する保安距離を、駐屯地の敷地内におさまるよう配置する。また、24時間体制で、弾薬庫における警備を行うとともに、火薬類を取り扱う者に対し、火薬類による災害防止やその他の火薬類の安全管理に必要な教育を行うなど、安全対策や事故防止に努めるとしております。 3点目の隊員宿舎建設用地の市有地住所の不開示理由として、防衛局が、不法な侵入や破壊行為といった犯罪行為を招くおそれがあると回答したことへの市長の見解について、お答えいたします。 石垣市情報公開条例第13条第1項において、実施期間は、公開請求に係る公文書に市・国・他の地方公共団体及び公開請求者以外の者(以下、第三者という)に関する情報が記録されているときは、公開決定等をするに当たって、当該情報に係る第三者に対し、公開請求に係る公文書の表示、その他、規則で定める事項を通知して、意見書を提出する機会を与えることができると規定されております。 この規定に基づき、沖縄防衛局に意見照会を行いましたところ、用地取得後において、宿舎に居住する自衛隊員の身体や財産等への不法な侵害、当該宿舎への不法な侵入や破壊行為といった犯罪行為を招くおそれがあるとの理由から、不開示情報情報公開法第5条第4号を適用して、宿舎の具体的な設置場所を明らかにすることを控えているとの回答がありました。 石垣市は、陸上自衛隊駐屯地配備計画への協力体制を構築していくことから、石垣市情報公開条例第7条第4号ウに規定する、市の機関と国等との機関との間における協議依頼等に基づいて作成し、または取得した情報であって、公開することにより、国等との協力関係または信頼関係を著しく損なうおそれがあるものとして、部分公開を決定したものであります。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 井上美智子議員の1項目め、自衛隊配備問題についての1点目、これまでの庁内の協議における造成工事について、お答えいたします。 陸上自衛隊駐屯地配備計画に係る造成工事につきましては、本年8月22日開催の景観形成審議会で意見を聞き、8月26日開催の庁内連絡会において報告したところであります。 造成の具体的内容としましては、造成面での切り土、盛り土の高さが、市の基準として、造成面積が500平方メートル以上3,000平方メートル未満は3メートル以下、3,000平方メートル以上1ヘクタール未満は2メートル以下、1ヘクタール以上で1メートル以下であり、これに対し、当該計画は最大5メートルという造成工事になっていることを説明したところであります。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、小濵廉彦君。 ◎水道部長(小濵廉彦君) 井上美智子議員の1項目め、自衛隊配備問題についての1点目、これまでの庁内の協議、水の問題についてお答えいたします。 防衛省との協議におきましては、陸上自衛隊駐屯地に使用する水は、於茂登配水池系統から配水することになると思いますが、石垣浄水場から於茂登配水池への送水能力は、現在、1日当たり600立方メートルでございます。防衛省からは、駐屯地で使用する水は、1日当たり310立方メートル必要とのことですので、駐屯地で使用する水が不足するということになります。そのため、市民生活に支障がないよう、防衛省のほうで送水ポンプ及び電気計装等の増設工事を調整中とのことでございます。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時49分                               再 開 午前11時49分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 井上美智子議員の1項目め、庁内の協議に係るカンムリワシについてのご質問にお答えいたします。 沖縄防衛局が実施している環境モニタリング調査は、非営巣期である8月以降は、月に1回、1回につき2日間の頻度で調査を継続しております。調査には文化財課の職員も同行して、情報を共有しております。 調査は防衛局が委託した調査員2人と文化財課担当職員1人、計3名で調査を行っております。時間帯は7時から14時の7時間を基本として、予定地に面した於茂登山前山の山腹全域を遠望する方法で実施しております。 9月の調査では、2日間で、山腹や尾根の上空でカンムリワシの成鳥が合計2回、確認されております。11月の調査では、2日間でそれぞれ1回ずつ、予定地に面した森林のへりに当たる箇所に成鳥が出現いたしました。その際、同一箇所に1時間45分とどまることもございました。 教育委員会が独自に行っている調査では、予定地周辺の道路から森林内を観察する方法をとっております。このうち、9月23日と25日には、嵩田林道でそれぞれ成長を確認しています。また、10月18日は嵩田林道で1個体を確認しましたが、腹部の羽毛が白いことから、ことし巣立った幼鳥であると認識しております。 教育委員会としましては、今後も防衛局が実施する調査への動向や独自に行う調査を継続し、現況を把握することで、同種の保全に役立てていきたいと考えております。 次に、3項目めの子育て支援の新放課後子ども総合プラン石垣市行動計画についてお答えいたします。 本市は、放課後における児童の安心・安全な居場所づくりを通し、次代を担う人材に資すると同時に、共働き夫婦が直面する小1の壁を打破することを目的に、文部科学省、厚生労働省連名で、平成26年に示された放課後子ども総合プランを踏まえ、平成29年に石垣市放課後子ども総合プラン石垣市行動計画を策定し、取り組みを推進してきたところでございます。 ご質問の新放課後子ども総合プラン石垣市行動計画は、平成30年9月に、文部科学省と厚生労働省より示された新放課後子ども総合プランの内容を踏まえ、現在、策定を進めております。 新行動計画での目標授業量を令和6年度までに、放課後児童クラブを今年度より、2団体増の15団体、放課後子ども教室では、3団体増の21団体へと段階的にふやし、放課後児童対策の取り組みをさらに推進することとしており、令和2年度より、新行動計画のもと、学校及び実施団体との連携をより密にし、放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の継続的な実施と推進に努めてまいります。
    ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 井上美智子議員のご質問の1項目め、自衛隊配備問題についての2点目、市有地の無断使用についてと、2項目め、海岸線の保安林について、2点のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 市有地の無断使用については、平成31年3月8日に、沖縄防衛局と石垣市の立ち会いにより、民間事業者が一部市有地に越境し、ゴルフ場として使用していたことが確認されております。 平成31年4月8日、民間事業者へ、指導及びてんまつ書の提出を求め、4月23日には、民間事業者より、人工林及び人工播種で原状回復を行いたいと、てんまつ書で回答を得ました。 平成31年4月には、本市苗畑より購入したゆすの木のポット苗50本と、独自に集めたイヌマキの苗30本、合計80本の苗木を4月に一部の区間に植えつけを行い、テリハボクの種を、5月から8月にかけて、人工播種にて行っております。その状況については、関係者より報告や写真提供により確認しました。 令和元年10月に越境部分の面積を確定のため、防衛局の許可及び立ち会いのもと、測量を実施しました。その際に、人工林及び人工播種の施工箇所を確認したところ、ともに順調に生育していることを確認しました。 また、賃料相当損害金請求の件につきましては、現地測量を行い、面積を確定し、石垣市公有財産規則に基づき過年度請求を行い、令和元年11月7日に全額支払いが済んでいます。 2項目の1点目、海岸線の保安林の指定についてお答えいたします。 保安林は水源涵養、土砂流出、土砂崩壊、防風、潮害、防火、航空目標、風致保安林等、多様な目的によって指定されております。本市の保安林指定面積は2,896ヘクタールで、そのうち、水源涵養保安林が2,033ヘクタールで、全体の70%を占めております。 そのほか、風致保安林328ヘクタール、11%、土砂流出防止保安林231ヘクタール、8%、防風保安林12ヘクタール、0.4%、そして、海岸線の保安林である潮害防備保安林は292ヘクタール、全体の10%となっております。 次に2点目、今後、保安林として指定が必要とされる地域への対策についてお答えいたします。 沿岸線の保安林は、平成20年から現在にかけて、崎枝、川平、伊原間、大浦、伊原間赤石、野底・東田原2カ所、平久保牧の7カ所において市有地を分筆し、保安林指定の申請を行っているところです。 民有地につきましては、所有者の同意が必要となります。民有地の保安林指定には、土地の利用が限定され、資産価値に影響を及ぼすことから、なかなか同意していただくことが難しいのが現状であります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 井上美智子議員の4項目め、障がい者福祉に係る2点のご質問について、順を追ってお答えします。 1点目の65歳以上の障がい者に介護保険サービスが優先されることの方についてお答えいたします。 障がい者総合支援法に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係については、介護保険制度が原則優先とされることとなります。 本市では、65歳以上の方には、介護保険サービスの優先利用に向けて、サービスのスムーズな移行のため、対象となる方へ相談支援専門員等と連携を図りながら、声かけ等の促しをしております。 しかし、障がい福祉サービスの利用者が介護保険サービス料に変わる際、決定した要介護の限度額内では対応できない場合や、介護保険制度にはないサービスの利用が認められる場合は、個々の状況に応じた支給決定ができるよう、介護保険サービスと障がい福祉サービスの併用について相談を受け、対応しています。 次に、2点目の障がい者の外出支援についてお答えします。 障がい福祉課において、障がいをお持ちの方にかかわる移動を支援する福祉サービスには、居宅介護の通院と介助を初め、重度訪問介護、同行援護、行動援護や屋外での移動が困難な障がい者等については、社会生活上、必要不可欠な外出及び余暇活動などの社会参加のための外出に利用できる地域生活支援事業での移動支援事業等がございます。 サービスを利用する際には、サービス等利用計画が必要となるため、個々の状況に合わせた支援ができるよう、相談支援専門員等を中心に、サービスを提供する事業者との調整を行い、利用している状況です。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 井上美智子議員の5項目め、6項目め及び7項目めにつきまして、順を追ってお答えいたします。 まず、5項目めの北部振興について。 高校の寮費の支援に関しましては、昨年3月、市内にある県立高校の寮費が1万円引き上げられるとの報道がなされました。同報道を受け、八重山市長会としまして事実確認を行い、昨年3月29日付で八重山圏域内の県立高校・高等学校学寮旅費の現状維持についてとの要請を、沖縄県教育委員会教育長宛てに行いました。同要請に対しましては、沖縄県教育委員会教育長より、昨年4月20日付にて寮費を現状維持するとの内容の回答をいただいているところです。 また、昨年8月に行われました伊原間中学校PTAとの意見交換会において、北部地区の高校生とその世帯の現状と課題について把握することができ、その中で、子どもの高校進学に伴う入寮または通学、いずれにしても、家計への費用負担が大きいことを認識した次第であります。 現在、寮費の支援制度につきましては、竹富町、与那国町におきましては、国庫補助である離島高校生就学支援事業により、年間24万円を上限に補助を受けることができます。しかしながら、島内に高校を有する本市は同補助の対象外とされています。 本市といたしましては、北部、西部地域の定住条件の向上は重要な課題と認識していることから、高校生のいる家庭が、地元に住みながら、子どもを高校へ入学させる環境を整えられるよう、その支援策について、今後検討してまいりたいと考えております。 次に、6項目めの農林水産部を産業振興部に改変する目的と理由についてお答えいたします。 本議会へ提出しています石垣市行政組織条例の一部改正の内容につきましては、農林水産関係の部や課を廃止・統合して縮小しようとするものではございません。現在ある農林水産部の農政経済課及び畜産課・水産課、村づくり課の各組織は存続いたします。これらの部門に、新たに販路拡大を担う商工関連の部署を企画部から移管し、5課体制とし、強化することを目的としております。農林水産部から産業振興部へ、目的として、農林水産部から産業振興部への名称変更を行うものであります。 このような機構改革を行う理由といたしましては、現在の農林水産部内への各課において行われている業務、増産、それから技術改良、病気の防止など、つくる、とる、育てるのが湯中心となっており、今後はこれらの農産物の販路となる商工業との密接な連携がとれる体制への構築が必要だと考えていることから、今回の機構改革に至ったものでございます。 続きまして、7項目めの特別委員会審査報告書に対する市長の見解について、お答えします。 石垣市議会において設置されました特別委員会における審査結果の報告及びその内容につきましては、尊重したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、井上美智子さんの再質問を許します。井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) それでは、自衛隊配備問題について、再質問いたします。 水道部にお聞きします。於茂登山水源地には、今、幾ら水をためることができるのかと、石垣浄水場から於茂登山配水池へ、1日幾ら送水されていますか。答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、小濵廉彦君。 ◎水道部長(小濵廉彦君) 再質問にお答えいたします。 於茂登配水池の現在の容量は330立方メートルでございます。 次に、1日幾ら送水されているかでございますけども、石垣浄水場から於茂登配水池への送水量につきましては、平成29年度実績によりますと、1日平均407立方メートルを送水してございます。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) それでは、基地周辺に隊員宿舎もできると思いますが、今の於茂登配水池はどれくらいの量を駐屯地に供給できるのですか。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、小濵廉彦君。 ◎水道部長(小濵廉彦君) 再質問にお答えいたします。 石垣浄水場から於茂登配水池への送水能力が、現在、1日当たり600立方メートルでございます。また、平成29年度実績におきましては、石垣浄水場から於茂登配水池の送水量は、年間にしまして14万8,518立方メートルで、1日平均にしますと407立方メートルとなっております。すなわち、単純計算とはなりますが、600立方メートルから407立方メートルを差し引いた193立方メートルが平成29年度では余裕があったということになります。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 答弁の中で、防衛省のほうで送水ポンプ及び電気計装等の増設工事を調整中とのことですが、今どのように調整していますか。お願いします。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、小濵廉彦君。 ◎水道部長(小濵廉彦君) 再質問にお答えいたします。 防衛省との調整につきましては、防衛省が独自に試算しました自衛隊駐屯地において、必要な給水量等を確認しまして、現在の石垣浄水場の施設能力等で対応が可能かどうかについて、確認しております。 それによりますと、防衛省の必要容量が、現在の石垣浄水場の施設能力を超えることから、送水ポンプ及び電気計装、配水池配水管等の増設が必要になる旨を説明してございます。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 今、石垣全体でホテルなどを計画の中で、水道部のほうから、ホテルに対して使用する水の全てを浄水場から利用できません。制限されているということなのですが、どれくらい制限されていますか。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、小濵廉彦君。 ◎水道部長(小濵廉彦君) 再質問にお答えいたします。 新規のホテル及びリゾート施設などの開発に対する給水量につきましては、市民生活に支障がないよう、開発業者に対しまして、本市で供給できる給水量等について、事前協議を行っております。また、計画配水量が多い場合には、自己水源の確保をお願いしているところでございます。 本市といたしましては、新規のホテル及びリゾート施設等の開発に対する給水量につきましては、認可を受けた給水量の範囲内での供給ということになります。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 今、石垣でのこの観光産業の中で、ホテルというのは大きな役目を果たしています。そのホテルでさえも、自由に水道水は使えない、そういう状況です。 今、於茂登の今だったら、駐屯地に193立方メートルしか、これも、でも最大と思います。そういう状況の中で、防衛省が於茂登の配水池に増設し、石垣浄水場からどんどん水がとられるような施設をつくってしまうということは、即、市民生活に影響を及ぼすという形になると思います。 ホテルでさえも、そうやって全ての水を石垣市が供給することはできないで、後は、みずからやってくださいということですが、それは、石垣浄水場から全部使えませんよということですよね。もしこれ、於茂登で石垣浄水場から全部、於茂登配水池にためるような、そういう施設ができてしまったら、かなり、市民にとって大きな水の影響が出ると思います。 このようなこともしっかり調査をして、今、駐屯地が今は全部土のために、全ての雨水はそこにたまりますが、駐屯地ができて施設ができ、ほとんどがコンクリートで覆いかぶさるということになったら、一気に雨水はそこにたまらず、道のほうに出て、排水路から海まで一気に行ってしまう、そういう可能性もあります。 この地にとって、本当に私たちの大事な水源域であるということを認識して、調査もしていただきたいと思います。 そして、カンムリワシのことなんですが、国の天然記念物であるということなんですが、ことしは1カ月しか、工事が中止されませんでした。もう来年すぐ、3月から営巣が始まるという状況なんですが、この毎回毎回、月に何回か調査をしているその調査は何のためにしているかと言ったら、カンムリワシを保護するためにしていると思います。 来年度、ちゃんと3月から、少なくとも7月まで、カンムリワシを保護するために工事を中止するということを文化財課はしっかり要望していただきたいのですが、答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 営巣期間中であるという理由だけで工事の一時中断を求めることは、理由づけが非常に難しいところではございますが、ただ、営巣木が発見された場合には、巣の放棄など、カンムリワシの保存に影響がないように、工事の一時中断も含めた上で、防衛局のほうと協議したいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) その営巣木が見つかったらという、ことしもそうでしたよね。もう3月から始まっているのをわかっているにもかかわらず、営巣木が見つからないまでは、とにかく工事が続行される。それも、音もそのまま、大きな音のままですよ。見つかった時点でとまる。 じゃあその間どうするんですかということなんですよ。だから、見つかろうが見つからまいが、3月から7月までとめるというのが、普通、常識的に考えられます。また、高江のヘリパットの建設の工事のときには、天然記念物のノグチゲラの営巣期間が、これも3月から7月ということで、工事が中止になったと聞いています。石垣島のカンムリワシもノグチゲラも、本当に絶滅危惧種の大変大事な天然記念物です。 この餌場であるということが大事なことなんですけど、生息地域を守っていけないというのが、以前から議会でも文化財課は、個体を守ることは、規制とかできても、この生息域に関しては何の規制もできないということをおっしゃっていましたが、生息域がなくなっては、絶対に個体を守ることはできないという、これも本当に当たり前のことなんですよね。 今回のこの造成工事も、今どんどん進んでいますが、景観形成審議会で、委員の皆さんが8月に会ったときに、本当に資料請求をしていましたよね。実際、市はそれを求めて、その結果、資料提供がされたはずですが、なぜ、もう一度審議会を開いて意見を聞くということをしなかったのか、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 今回の審議会は、提出された通知の内容そのものに対して意見を聞くということで開催されたものでございます。 景観形成審議会では、通知の全てを委員に配付し、事業者である防衛局からの直接の説明、また、質疑応答の場も設けられております。その上で、審議会から意見をいただいているということから、再度の開催は考えてございません。 審議会での意見につきましては、全て、沖縄防衛局に伝えてございます。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) いつでも、何か防衛省が言ったそのまま、それぞれの課にそれぞれの専門の方がいらっしゃって、絶対に意見は言えるし、それだけの今までの経験・知識がある、その中でもやっぱり、強く言っていけない、そういう現状があると思います。 また、弾薬庫のことですが、いつも防衛省でも、今の回答でも、敷地内におさまるようにする。危険はない。保安距離以上の距離を確保するとか、本当に、ただ言っているだけで、何も安心する根拠はないんですよね。本当にこの予定地が市民にとっていかに大切なところかということが、本当に、ますますはっきりしていたと思います。 市長は配備にまっしぐらかもしれませんが、とにかく今、立ちどまって、市民の生活にどう影響があるかを確認すべきです。余りにも失うものが大き過ぎます。軍事基地に変える何の理由もありません。犠牲が大き過ぎますし、軍事基地になってしまったら、もっと危険が増すだけです。 市長、立ちどまって見直す、そういうときではありませんか。答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 防衛省には常々、駐屯地へ配置施設配備に当たっては、市民生活環境へ最大限の配慮はもとより、自然環境に十分配慮しながら関係法令等を遵守し、必要な措置を講じるよう申し入れているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) とにかく、ただ言葉を言っているだけです。本当に、これだけ、弾薬庫でも危険、あれだけ近い400メートルに集落があるということ、それにもかかわらずあの保安距離以上の距離を守りますとか、本当にただ言っているだけとしか言いようがありません。 その地下水をとっている、そのちょうど上流のところをあれだけの造成工事をする。あの地域を見れば、大きな造成工事をしないととても施設が建たないというのはわかりますが、とても大きな造成工事になり、さまざまなものが壊れていく。そんな中で、本当に使ってはいけない、戦争でしか使えないそんな軍事基地を……             〔何事かいう者あり〕 私たち市民を巻き込むというそんな危険なもののために、今、これからの私たちの市民生活に大きく影響するということです。 市長、本当に立ちどまって見直すべきです。 また、この旧ジュマール・ゴルフガーデンの私有地の無断使用について、昨日の地元紙で損害金について出ていました。単純に越境した面積は既に0.2ヘクタールと判明しており、これを25円で換算すると、約50万円の請求支払い額となるとありますが、これで当たっていますか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 再質問にお答えいたします。 賃料相当損害額請求金額は、50万3,280円となっております。金額の公表においては、事業者より金額について公表しても差し支えないとの返答、また被害者に対し不利益に当たらないと判断しました。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 原状回復のことなんですが、実際見られたと思いますが、苗木や人工播種したものはどれくらいの大きさになっていますか。 ○議長(平良秀之君) 農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 現在苗木、また人工播種したもののどのぐらいになっているかということですが、写真等確認によりますと、イスノキの苗が約50センチから80センチ、またイヌマキ苗が約20センチから30センチ、人工播種によるテリハボクは500ミリリットルのペットボトル大になっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) せっかくこうやって植えているんですが、大濱明彦議員の9月議会では、売買された後に、売却後、地主が開発行為や伐採届等の申請及び許可等の諸手続により、目的が変わった時点で指導内容は消滅するっていうことなので、せっかく植えた苗木もこうやって防衛省に目的が変わってしまったらもうその責任がなくなる。だから、植えた後原状回復2年間を見るということもなくなってしまう。また、このジュマール・ゴルフガーデンがゴルフ場として決して許可も得ていない、そういういろんな意味で、私たちが納得できない、そういう場所であったにもかかわらず防衛省が買ってしまったら、その前の不法なことは全部消えてしまうと、本当にここは納得できない。何でその責任とかがみんな消えてしまうのかと、本当に情けなくなります。 次の隊員宿舎のことですが、もうこの言葉は本当にないでしょうと、本当に余りにもひどすぎますよね。隊員は、小島に来たら市民とともにまたいろいろ地域の行事とかにも出て、一緒に行事に積極的に関わっていくという、市民とともにこの地域で暮らしているところに積極的に入っていくはずなんですよ。そういう信頼関係がどうなのかなと思いますよね。答弁は本当に、国との信頼関係を重視する余り、結局私たちとの信頼関係、市長と市民との信頼関係も無視して、国との信頼関係だけを重視しているというのは本当にひど過ぎます。市長、これ市長からちゃんと、市長の見解についてお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 井上議員のご質問にお答えする前に、1点だけご報告だけさせていただきたいと思いますが、基準を超えるのり面の高さというのがありました。それに対して、今のままで行くと、申請どおりで行くって形にはなっておりましたが、私のほうでもそれを見させていただいて、何とか高さの基準を、基準に合致するようにできないのかということを防衛省側にもお願いをさせていただきました。その後から、防衛省側からも基準に合わせられるような対応でののり面の設計図面というのを何枚かいただきました。その基準に合わせた場合に、明らかに開発面積が広がると、面積の広がり方するともう今現状の出ている案よりも相当大きな面積を開発しなければならないという状況でございましたので、環境への負荷を考えた場合には、のり面のことに関しましては、今出ている部分でもうやむを得ないのかなというふうに判断をしております。 議員のご質問の件に関しましては、この議会でも答弁もさせていただいたと思いますけども、防衛省側からは今その土地の売り払い、貸し付け等の話はまだ来ておりません。調査の段階だというふうに認識しております。犯罪等が起こる可能性があるというふうなことの話の中では、石垣市民が犯罪を起こすという意味ではありません。ただ、現実問題として、防衛省なり自衛隊なりの施設への破壊活動、攻撃等を行う人、団体等があるというのは事実でございますので、防衛省側としては、現時点では公表しないでほしいというふうな話でございます。それに対しては、私どもとしては、防衛省側との信頼関係、また先ほど話もありましたように、情報公開の中で、第三者がかかわっているものを情報公開しないでほしいということでございますので、それは情報公開条例にのっとって、運用をさせていただいております。仮に防衛省側から実際に買い取りしたいというような話等が出てきた場合には、それは石垣市としての判断で住所等を公表することは可能だというふうに考えております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) とにかくこういう言葉を出してきた防衛省に対しては、市長もこれはこういう言葉出せないという抗議はしていただきたいと思います。 本当に今、いろんなことが全然納得できないし、あそこの場所が大きな造成工事が行われていろんなものが破壊されていく。そこで市として、それぞれ専門部署で何かいろんな問題点をどんどん出して、ここはできないという方向に本当に持っていかないと、できた後にどんなに私たち市民に大きな影響が与えられるかという。今から危惧されます水道のことでも、排水のことでも、環境のことでも何一つ私たちにとって、よしとするものはないです。市長、本当にこの計画中止に、もうぜひ市長として中止の決定していただきたいと思います。 それでは、海岸林の保安林について再質問します。 今回問題になりました名蔵湾の海岸線は、届け出るだけで伐採できるということで伐採されてしまいましたが、保安林として、市民生活を守る大切な海岸林として何か手だてを打てなかったのですか。 ○議長(平良秀之君) 農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 名蔵湾の海岸林に関しましては、まず民有地であったということと、また、森林区域ではありますが、保安林ではなかったということでございます。面積も1ヘクタール以下であったということから伐採届の申請となっております。 しかし、現場の状況を踏まえまして、各課への意見照会、また県への再確認等を慎重に調査、検討しましたが、本課主管の森林法では、伐採届を受理する以外ではございません。 以上です。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 民有地ということでできないということ、面積のこともあるんですが、本来この民有地で保安林として指定したほうがよいと思われる石垣市内の面積はどれくらいありますか。             〔何事かいう者あり〕             〔(民有地じゃなくて保安林……)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 農政経済課長、天久朝仁君。             〔何事かいう者あり〕 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 民有地を保安林とする調査等も行っておりませんので、把握しておりません。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 何度も民有地が難しいということなんですけど、1ヘクタール以下は伐採届けを出すだけでどんどんできて、1ヘクタールを超えれば規制があるかもしれませんが、名蔵湾の伐採はそのために全然とめられなかったんですけど、例えば海岸線から何メートルは開発ができませんなど、保安林として機能していくのにどのような対策があると思われますか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時28分                               再 開 午後 零時28分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 農政経済課主管での海岸線の開発制限はございませんが、本課の対応、対策としましては、平成20年から現在まで進めております私有地を分筆しての保安林の指定の申請を優先的に行っているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 私有地は私有地だから何とでもできるんですよね。とにかく民有地、明らかに、これからちゃんと調査していただいて、やっぱり地主さんでも指定されてもいいですよという人もいらっしゃるかもしれません。その中で本当に調査して、一件一件そういうふうに対策をとって、本当になくなってしまった後、木というのは一年、二年ではなかなか大きくならないし、その間に台風が来て、全然成長しないということもあります。この島の台風は毎年来ます。それでも大きくなっているし、高潮問題、津波になったらもう本当にひどいことになると思いますが、そういう意味で市民生活を守るために、この保安林に対する対策をぜひとっていただきたいと思います。 私が思うには、道路買うときにお金を出してこの道路を買うということと同じように、この海岸線の林を買うということでやれないかなと思います。道路は買うときお金もかかるし、あと、維持費もずっとかかってきますが、保安林は一旦そのときお金かかるかもしれませんが、一旦買ってしまえば、後は勝手に木が自分で維持していきますので、その後の予算は全然かからないんですね。             〔何事かいう者あり〕 そのときはかかるかもしれませんが。そこまで対応して、このことはたくさんの人がえ、と言う、え、これどうなっているのかなと通る方からみんなそういう思いになられたと思います。こういうことにならないように市として早めの対策が求められます。 次に子育て支援についてですが、この放課後子ども教室とはどういうものかお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 放課後子ども教室は、放課後の子どもの安全安心な居場所を設けると同時に、多様な活動や体験、学習を行う活動拠点として、放課後の小学校使用可能教室などを活用するものでございまして、保護者や地域住民の参画を得まして実施するものとなっております。 今年度は、11の小学校で18団体が放課後子ども教室を実施しておる状況でございます。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 待機児童がいらっしゃるということですが、何人ほど待機児童いますか。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 議員ご質問の放課後児童クラブを利用できなかった児童数は、本年5月1日現在、26人となっております。 なお、本市の放課後児童クラブの現状と今後の取り組みについてでございますけれども、施設の状況といたしまして、公設民営、民設民営を含めまして、平成29年度の施設数9施設から、本年5月1日現在で3施設を増加し、12施設となっております。登録児童につきましても、平成29年度262人から95人増加をし、357人となっております。また、本年6月には石垣小学校放課後児童クラブが開所をし、新たに12人の児童の受け入れを行っているところでございます。 市といたしましては、保護者との働きやすい環境づくり、また、児童の安全安心の居場所として、今後も放課後児童クラブの設置を推進してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) このプランの中で一体型とか連携型というのがあるんですが、打ち出す意味がちょっとわからないんですが、放課後児童クラブは、保護者が利用料を払い、指導員も認定資格研修及び市が実施する放課後児童支援員等資質向上研修で専門的知識のある方が放課後児童支援員として、放課後児童クラブには関わっていらっしゃる、見てくださっているんですが、放課後子ども教室のほうは、利用料は無料で、指導員も学び遊び人材バンクの活用か地域の保護者のある意味有償ボランティア、もらえる金額も少ないということなんですが、全然違うところが一体化する、連携型するということが余り意味がわからないんですが、同じ学校の中で一体化というんですが、こういうことをあえて取り上げないでも、同じ学校の子どもたちは、きょうはクリスマス会だねと言ったらまた一緒にやるとか、そういうことは一々施策の中入れないでもそれぞれでやっていけるということなんです。こっちは使用料を支払っている子どもたち、こっちは無料の子どもたちが一つのところでといったら、じゃあその日は利用料払っている人も無料になるのかといったらそうではないと、何か余り保護者が納得できるものかどうかというのは疑問に思います。保護者がじゃあ、何を求めているかなあということを考えますと、やはりそのまま学校の中の空き教室で、そして利用料が無料で、そして見てくださる指導員がちゃんと専門職の方という、この3つが理想なのに、何かとっても中途半端な形をとっているというしか思えません。 保護者にとって本当に学校が安心ということなんですが、今までなかなか責任問題で、校長先生も空き教室に対してはいとは言えなかったけど、今回はそういうことがちゃんと話し合い、協定の中で責任のことなどをしっかりなるということなのですが、とても保護者にとっては中途半端なプランのように思います。 それでは、次に障がい者福祉についてですが。             〔何事かいう者あり〕 障がい者福祉についてですが、この介護保険や福祉サービスがわかる専門職の方を配備してほしいというのは、施設長さんなんかが、介護保険のことも障がい者のサービスのことも、年金のこともみんなわかってくれる人が1人いてくださったら、もうどんなに助かるかなあというのをおっしゃっています。専門職の方を配置して、手続をスムーズにすることはできませんか。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えいたします。 介護保険や福祉サービスがわかる専門職の配置につきましては、現在、介護長寿課内の地域包括支援センターにおいて、介護分野の専門職である主任ケアマネージャーを初め、福祉制度の専門職である社会福祉士、また、医療保健分野の専門職である看護師や保健師等を配置しまして、高齢者やそのご家族からのご相談をワンストップで受けとめ、必要なサービス支援につなげる役目を果たすとともに、障がい福祉課においては、障がい福祉サービスの支給決定や認定調査及び審査等に関わる専門的な事務を担任する職員を配置し、個々のサービスが適切に受けられるよう、その対応に努めるところです。 今後とも、関係課窓口を初め、それぞれの専門職が互いに連携を図りまして、高齢者や障がい者等にかかわるスムーズな事務手続が行われるよう一層努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 65歳以上の障がい者の方が介護保険サービスが優先されるというこの障害者総合支援法、優先されるという、ここに問題があって、本来だったらどちらでも選べる、本人が利用できるほうを自由に選べるということをやっていくのが本来の姿だと思います。 また、外出支援については結局計画書を出さないとだめということなので、きょう新聞を見て、ここに行きたい、ここに行って話を聞きたいと思っても結局は即対応してもらえない、こういうのは大変不便なことで、即対応できるというサービスを求めます。 一応この介護サービスのことでも優先されるとは一応あるんですが、利用者の状況に応じて市町村が判断するということもうたわれていますので、ぜひ柔軟な対応をお願いいたします。 次の北部振興策についてですが。             〔何事かいう者あり〕 高校の寮費のことなんですが。 ○議長(平良秀之君) ご静粛にお願いいたします。 ◆16番(井上美智子君) 竹富町では、県からの年間24万円に対し──24万円というのは結局寮費で、寮費の中の食費以外の施設費になりますので、八重高なんかでしたら2万8,000円の寮費のうち2万円は食費なので、8,000円しか県の支援金は使えないということで、あと1万2,000円は竹富町自身が予算を出して支援しているということで、アパートで暮らす人は県の24万円を全額使えるんですが、寮だと月8,000円しか寮費として、あとは食費ということなので8,000円しか使えない、その差額分は、竹富町は食費の部分とか交通費の分で、船賃の分ということで支援しているということです。そういう意味でも、石垣市でもそういうことは可能じゃないかと思いますし、また、地域によっては、高校生だけのスクールバスというのもあるみたいなんです。そういうことでいろいろな支援が考えられますが、寮の先生が竹富町、与那国の子どもたちにはこういう支援があるのに、なぜ石垣市の子どもたちは支援がないのかということを常々思っていらして、なかなかそれが、お母さん方がなかなか要求に行くチャンスがないということでいつも寮の先生がそういうふうに思われていたということもあります。ぜひ、寮に入っている子どもたち全てが支援を受けれますよう、ぜひ実施してください。             〔何事かいう者あり〕 そのことで答弁求めます。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 井上議員の再質問にお答えいたします。 石垣市の政策といたしましても、北部地区、西部地区の振興というのは重要な施策の一つだというふうに認識しております。 ただいま井上議員からご提案のありました高校生が安心して高校に通える環境の整備ということに関しましても、定住条件の向上ということが必要になってくると思います。これまでも石垣市としましては、北部地区、西部地区の定住条件の解消に向け、さまざまな施策を展開してまいりましたが、今回のご提案に基づき、石垣市でも何ができるのか、どういう取り組みができるのかということについて検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 追加してお答えさせていただきます。 議員がおっしゃるように、北部地域の生徒の皆さんが、島内であるにもかかわらず、やはり遠距離ということで大変大きな負担があるというのは事実でございます。それに関しましては、今、市としてもこの解消に向けての取り組みというのはさせていただきたいと思いますが、先ほどを説明させていただきました24万円上限の国の制度等は、今現状石垣島の中で高校があるということで活用できないというふうなことでございますが、ただ実際問題としまして、例えば竹富島のお子さんでしたら、石垣に通おうと思えば船に乗れば15分か10分で通えるわけでありまして、片道700円ぐらいでいけると思います。ただ、島内の伊原間以北の子どもたちにとっては、市内まで来るには1時間近くかかるわけでありまして、料金も1,000円近くかかるということです。条件としては竹富島以上の厳しい条件でありますので、その辺りを国等にも訴えながら、同じ島内であってもこのような制度が使えないかどうかということを交渉しながら、制度の拡充等をできるように要請等してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) よろしくお願いいたします。本当にびっくりするぐらい高校生が、次、上の子が高校生になったらもう即市街地に引っ越しするということが続いてしまって、もう地域の学校の校長先生なんかもこれは何とかしてほしいということです。ぜひよろしくお願いいたします。 次に農林水産部を産業振興部に改変することについてですが、11月26日に議会運営委員会でこのことを知りましたが、山田農林水産部長はいつ、このことを知りましたか。答弁を求めます。             〔(時間がないよ)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 再質問にお答えいたします。 11月5日に企画課長より商工振興課長、農林水産部長同席で今回の機構改革の説明がありました。内容としましては、農林水産部に商工振興課を移動させ、1次産業の底上げを図りたいとのことでした。部の名称は、農林水産部から産業全般を担うという意味において、産業振興部へ変更することということでした。詳細なことはこれからの調査になると思いますが、商工振興課が加わることで、現在農政課で行っているプロモーション事業や物産展などの底上げができるのではないかと期待しています。 ○議長(平良秀之君) 井上美智子さん。 ◆16番(井上美智子君) 部長、期待しないでください。本当にこれ、大変なことです。農協の関係者の人も、自分たちちゃんと販売までやっているよと本当に怒っていました。6次化産業のできる農家なんか、もう一握りなんですよ。もうそこまで行く農家さんというのは。販売までちゃんとできる農家さんって、加工もやってとか。そういうの本当一握りの農家さんなんですよ。ほとんどが本当に生産だけで一所懸命あの家族でやっている。そこをしっかり守っていってくださらないと。 先ほどの保安林のことでも、林務係じゃなくて、ちゃんと林務課として対応していく仕事もいっぱいあります。そういう中で、後継者問題とか、先ほど最初に答弁、冒頭で述べました後継者問題、大きな問題です。ぜひ農林水産部としてしっかりやっていかないと、その商業のほう入ったからといって、農家がどういうメリットがある、本当に一部ですよ。もう商品化、6次化とか、商品化までできるところは。だから小さな小さな家族で経営している農家や漁民の皆さんをしっかり守っていって、ちゃんと経営が成り立つようにいろんな支援をしていただかないと、1番大事な石垣島での産業です。ぜひ、これは改変をしないで、今までどおり農林水産部として置いていただきたい、これを要望して、井上美智子の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。残り時間が少ないですので、手短にお願いします。 ◎市長(中山義隆君) 井上美智子議員にお答えします。 誤解を非常にしていると思いますので、今後また委員会のほうでしっかりとしていただきたいと思います。組織の改編というものに関しては、課の移動をするだけの話であって、農林水産行政を吸い出させるものではないということをご理解いただきたきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 以上で、井上美智子さんの質問は終わりました。 それでは、午後2時再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時47分                               再 開 午後 2時01分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次の質問者、前津 究君の質問を許します。前津 究君。 ◆1番(前津究君) こんにちは。それでは、一般質問に入りたいと思います。 質問1点目、福祉行政についてご質問いたします。 まず初めに、民生委員制度とは、どのような内容なのか。本市における民生委員の人数と、その選考基準、民生委員の課題とは何なのかお聞きします。 次に、行政連絡員の制度について。その業務内容と委託件数、そして、行政連絡員の報酬は、どの程度あるのか説明を求めます。 3つ目に、本市の公共施設におけるバリアフリーの整備の進捗状況はどうなっているのかご質問いたします。 質問2点目、環境行政についてご質問いたします。 ごみの不法投棄について、どのような対策をとっているのかお聞きします。 質問3点目、教育行政についてご質問いたします。 本市において学力テストの取り組み状況はどうなっているのかお聞きします。 次に、おおはまのぶもと記念館内にある教育研究所の沿革と概要、そして、実績などについてお聞きします。 また、現在、中学校担当の研究教員が欠員となっていますが、その原因、理由と今後の対策についてお聞きします。 質問4点目、文化行政についてご質問いたします。 白保竿根田原洞穴遺跡が、このたび国の史跡に指定されることが、ほぼ決まっているとの報道がありましたが、本市において、白保竿根田原洞穴の有効活用は考えているのかお聞きします。 それでは、質問の要旨を終え、再質問は自席より行いたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君の質問に対する当局の答弁を求めます。福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 前津 究議員の1項目め、1点目、民生委員についての質問にお答えします。 幾つかの質問がありますので、順を追ってお答えします。 最初に民生委員の制度についてですが、民生委員は、民生委員法によって、その設置が定められ、児童福祉法によって同時に児童委員も兼ねることになっています。民生委員、児童委員は地域の中で選ばれ、厚生労働大臣の委嘱を受けて無報酬で地域の人々の福祉向上のために活動するとともに、社会奉仕の精神、基本的人権の尊重、政党・政治目的への地位利用の禁止を基本姿勢としています。 次に、本市の民生委員、児童委員の数ですが、ことし12月1日に一斉改選が行われましたが、改選後の民生委員、児童委員の数は52名となっております。 次に、選考基準についてですが、民生委員法第6条の中で的確要件が規定されており、当該市町村の議会の議員の選挙権を有するもののうち、人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、かつ社会福祉の増進に熱意のある者であって、児童福祉法の児童委員としても適当である者とされております。その要件をもとに、地域の実情を知っている方、将来にわたって積極的な活動が行われるよう75歳未満の方を選任するよう努めております。 次に、民生委員、児童委員の課題についてですが、本市では、高齢者や単身者等の要援護者が増加していることを背景に、民生委員、児童委員が果たす役割や活動等への期待が高まっております。そういう中、ことし12月1日の一斉改選の数が86名の定数に対し52名と欠員が生じている状況になり、今後新たな担い手をどのように確保していくかが大きな課題としてあります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 同じく1項目め、福祉行政についての2点目、行政連絡員についてお答えいたします。 行政連絡員とは、地域住民と行政とをつなぐパイプ役であります。地域住民の声を行政へ、そして、行政が発信する情報を地域住民へと伝達するという大切な役割を担っております。 業務内容につきましては、広報いしがきを初め、各種配布物、各種調査、地域住民からの相談、市の行事や式典等への積極的な参加などが主な業務でございます。 また、委託件数につきましては、平成30年度の実績といたしまして、広報いしがきなどの配布物が約2万2,000件、計量器実態調査242件でございます。 委託料につきましては、行政連絡員事務委託料算定基準に基づき受け持ち世帯数で決定しております。委託料が高い地区で、月約11万7,000円、低い地区で、約3万2,000円となっております。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 前津 究議員の福祉行政の3点目、公共施設におけるバリアフリーの進捗状況についてお答えいたします。 施設管理課が所管する観光施設は、平久保崎灯台、玉取崎展望台など11カ所あり、トイレは19棟配置されております。そのうち、多目的トイレのあるトイレは10カ所に12棟配置されております。また、駐車場につきましては、観光施設の11カ所のうち4カ所に身障者用駐車スペースを確保しております。 観光施設については、現在、再整備を進めているところであり、玉取崎展望台の駐車場拡充やトイレ増設には身障者に配慮した施設設備を行っており、今後ともバリアフリー化を進めてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 前津 究議員の2項目め、環境行政についての1点目、ごみの不法投棄対策についてお答えいたします。 本市では、不法投棄対策として石垣市不法投棄監視カメラの設置及び運用に関する要綱第4条に基づき、島内に9台の小型監視カメラを設置しております。 また、市民からの通報や相談のほか、巡回パトロール時に、確認した場所に不法投棄防止看板を設置しております。さらに、毎年5月に実施される不法投棄防止県下一斉パトロールに参加し、八重山保健所、八重山警察署及び関係機関と不法投棄の現状や対策に関する情報交換を行っております。 不法投棄への対応としましては、現地で不法投棄物の行為者を特定するために内容物を確認するほか、相談者への聞き取りを行い行為者が特定できる場合には八重山警察署へ通報し、警察官の現場立ち会いの上、業務を引き継ぎ、引き継いだ後は警察対応となります。悪質な不法投棄では、現行犯逮捕となった事案もあります。 不法投棄物は、原則行為者が適正な処理を行う義務がありますが、行為者が特定できない場合には土地の所有者、または管理者が、みずから処理をしなければなりません。雑草が繁茂して管理が行き届いていない、物が散らかっているところに不法投棄される傾向がありますので、不法投棄の防止には、みずからの土地を清潔にしてしっかり管理するということを啓発してまいります。 不法投棄は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、その行為者には5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下、法人の場合は3億円以下の罰金、またはその両方が科せられる重い犯罪です。不法投棄をしにくい環境をつくり、地域ぐるみで不法投棄を排除する取り組みを継続していくことが大切であると考えております。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 前津 究議員の3項目め、教育行政について、3点のご質問に順を追ってお答えいたします。 1点目、全国学力学習状況調査に向けての取り組みについてお答えいたします。 この調査は、小学校6年生、中学校3年生を対象に毎年4月に実施されますが、例年、前の学年での学習内容を確実に押さえ、学び残しがないようにするため、各学校では年度末に学年の総まとめを行っております。 小学校においては、国語、算数ともに全国平均正答率を上回っています。中学校国語においては、おおむね全国水準、中学校算数においては改善傾向にあると捉えております。 調査結果から、学校での出来事を家庭で話す時間が少ないことや、授業で友達とよりよい考えをつくり出すことが課題として挙げられました。今後は、学校と家庭が連携しながら子どもたちの学習を見守るとともに、普段の授業についても改善を進めていく必要があると考えております。 2点目、教育研究所の沿革と概要についてお答えいたします。 石垣市立教育研究所は、平成10年4月1日に、教育に関する専門的・技能的事項の研究及び教育職員の研修を行う目的で、おおはまのぶもと記念館内に開設されました。 事業の概要は、教育職員の研修や教育文化講演会、適応指導教室運営の事業を行っております。これまでの研究教員数は、令和元年度現在で72名となっております。 3点目、中学校研究教員欠員の原因と今後の対応についてお答えいたします。 今年度当初、中学校研究教員は決定しておりましたが諸事情により欠員となりました。教育委員会では再度研究員の募集を行い、中学校研究員を決定することができましたが、研究員のかわりを務める臨時的任用教員を中学校に配置することができず、今年度、中学校研究教員が欠員となりました。 今後の対応としては、教職員の任命権者である八重山教育事務所と連携を図り、研究員及び臨時的任用教員の確保等に努めてまいります。 次に4項目め、白保竿根田原洞穴遺跡の有効活用についてお答えいたします。 本遺跡は新石垣空港敷地内に所在し、平成20年に空港建設に伴う測量調査の際に発見されて以降、平成28年まで沖縄県教育委員会が主体となり発掘調査・研究が進められています。 現在、新石垣空港敷地内に二重のフェンスに囲われ、雑草を防ぐなど、シートで覆い、保護されています。出土遺物については、県立埋蔵文化財センターで厳重に保管しております。 遺跡の所在地は航空法により規制のかかった場所となっていることから、これまでの発掘調査や現地説明会等は空港を管理する部局と調整し、実施されています。現地説明会は、平成25年度、28年度に行っております。また、出土した人骨を初めとする出土遺物は、シンポジウムや展示会等が、これまで5回開催され、公開、活用を行っております。 令和元年11月15日に、国の文化審議会から史跡に指定するよう文部科学大臣に答申されましたので、事務手続を経た後、文部科学省が官報で告示され、正式に国指定史跡となる予定であります。令和2年度からは、沖縄県教育委員会により史跡の保存活用計画、整備基本計画を3カ年かけて策定する予定であるとお聞きしております。これらの計画により有効活用の方針が示され、それに基づき保存整備や利活用が図られることと考えております。
    ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、前津 究君の再質問を許します。前津 究君。 ◆1番(前津究君) それでは、質問を追って、順に再質問をしたいと思います。 民生委員、行政連絡員なんですが、民生委員が86名のうち52名しかいなかったと。民生委員を引き受ける方が全国的に低下している、充足率が足らないということで、いろいろ全国的な問題にもなっております。 担い手が不足する中で相談件数が伸びている。石垣も同じような状況にあるかと思いますが、奉仕の心を持った高い志を持って引き受けた人も地域で活躍されいてるとは思いますけれども、だんだん金銭的な面とか心理的な面で悲鳴を上げている、疲れたという声も私のところに届いてきております。 そこで、単刀直入に申し上げますけれども、全国の自治体では民生委員の数が足らないということで、ボランティアの協力員という形で民生委員の不足分を補っているという自治体があります。 行政連絡員、かつてはプロパーと言われていましたけれども、この行政連絡員制度が、予算を各地の公民館に割り当てたほうがいいんじゃないかとか、いろいろ提案がされておりましたけれども、本員が提案したいことは、民生委員の協力員として行政連絡員を位置づけたほうがいいのではないかということを目的として質問しております。 そこでお聞きします。行政連絡員の業務、いろんな業務、配布物だけじゃなくて、業務がほかにもいろいろあると思うんですけれども、その業務と委託している件数、答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 委託している業務内容といたしましては、まず、広報いしがきの配布が毎月ございます。あと、市民防災訓練等に伴う広報に関することが、また4月にございます。あと、暮らしの便利手帳というのが12月にございます。計量器の実態調査に関することということで8月にございます。議会報の配布に関すること、議会報の配布のたび──奇数月になりますがございます。選挙報に関することもございます。また、火災予防運動のチラシ等の配布がございまして、件数につきましては冒頭で申し上げましたように配布物が約2万2,000件、計量器実態調査が242件ということでございます。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 民生委員の場合は無報酬なんですけれども、金銭的な交通費とかも含めると結構金銭的に支払いを自己負担でしているという声も聞かれます。 行政員も各地域において、地域に根差した活動をしております。今、言うように石垣市の広報、議会報を含めると、行政連絡員は報酬が最高で11万7,000円、最低で3万2,000円と、委託件数の割にはちょっと割高かなという感じもしておりますけれども、民生委員が足りていない状況は、その分ほかの民生委員にしわ寄せが、相談件数が来ると思われるんですけれども、やっぱり行政連絡員の業務の中に民生委員のボランティアとして盛り込むことは可能かどうか。ほかの自治体でもやっているわけですから、ぜひ──民生委員とボランティアで二人体制でやっています。 ですから、私が言いたいのは、行政連絡員のあり方と民生委員のあり方、この2つを二人でドッキングさせてしたほうが、より一層地域の声を拾いやすいと思うんです。その提案について検討してほしいんですけれども、当局のお考えをお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 現在、民生委員、88名の定員に対して52名と36名程度少なくなっております。ただ、今のところ6名ぐらいやってみたいということで今から訪問するんですが、徐々にふやしていきたいとは思っています。 それから、前津議員が言われましたようにボランティア的なもの、委嘱とは、また別のものという考え方であるんであれば、全国のを見まして検討していきたいと思いますので。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 民生委員の引き受け手を探すのも、なかなか困難な状況で、多分、引き受け手が多ければいいんですけれども、ぜひ他の自治体の取り組みでも参考にしていただいて、民生活動が十分に展開されることを私は期待して質問しました。この件は、これで終わります。 次、公共施設におけるバリアフリーの整備の進捗状況なんですが、とても残念なことに、ミシュランガイドにも掲載されて世界的な観光スポットにもなりつつある川平公園で、実は、駐車場に身体障がい者の専用スペースがない。あっても全然わからない場所にあると。これも、実際、身体障がい者の方が、近くのお土産屋さんに苦情があるということを聞きました。 私も先週、整備されたばかりの駐車場を見に行きましたけども、本当にないです。あったとしてもわかりにくい。お土産屋の方がおっしゃるには、身体障がい者の方の専用スペースを見つけるのにぐるぐる回っているんだということで、大変石垣市の観光地である川平公園で、こんなことが起こっているということに憤りを見せていました。川平公園の駐車場について、この件についてご存知でしたでしょうか。質問します。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 川平公園における身障者用の駐車スペースについてでございますけれども、川平公園の身障者用スペースにつきましては第2駐車場へ1台設置をしております。施設から離れているという不便さはございますけれども、川平公園内につきましては、今後、園路やテナント等の整備が予定されております。身障者用の駐車スペースにつきましても、より近いテナント等の建物周辺にも整備する計画となってございます。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) まず基本的なことから確認したいと思います。 市民の皆さんも、ここにいる議員の皆さんも、川平公園の第2駐車場がどこにあるのか多分わからない方もおると思うんで、大体、川平の第2駐車場がどこにあるのか具体的にわかりやすく答弁してもらえますか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時26分                               再 開 午後 2時26分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 川平公園の交番の手前に駐車場がありますけども、そばのトイレが第1駐車場ということで、トイレから離れた第1駐車場があって、左手のほうに第2駐車場が立地しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 第2駐車場というのは、手前じゃなくて奥のほうが第2駐車場ということですよね。今の答弁にありましたけれども、障がい者のスペースは1台分だけあると。そこに障がい者がわかりやすいような看板とか設置されてあるんでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 中に入っての表示についてはあると思いますけども、外からの表示については、今、把握しておりません。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 外から見た限り、私も確認しましたけどもわかるような、障がい者のスペースがあるような看板なりは見当たりませんでした。誰もが、観光に訪れた客は、近いほうの第1駐車場にとめるんです。第1駐車場と第2駐車場の入り口もまた別々です。 きのうもちょっと用事で沖縄銀行に行ったんですが、普通の民間企業は、便利、入り口に近いところ、そこに障がい者の駐車スペースを設けているんです。スーパーでもそうです。 先ほどの答弁で不便はかけていると。この不便。皆さんが障がい者に不便をかけているというのは、皆さんが不便を具体的にどのようなことを想定しているんですか。皆さんが考える不便さとは何なんですか。答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 まず、施設から遠く離れているということで、第2駐車場に1台分だけしか確保していないんですけども、あちらのほうから遠いということで不便さを感じているということで、そのような表現になっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 例えば、車椅子の人や足に障害のある方が、そこまで結構距離があります。あそこもちゃんとした歩行者用の道路とか見かけはしていないんですが、足場もちょっと悪いんです。 皆さん、行政の方は不便さをわかりながら、次の対応は、次の専用駐車場をつくるまで待っていてほしいということなんですか。次の専用駐車場の完成は、いつごろ完成の予定を計画しているんですか。答弁お願いします。             〔(休憩)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時31分                               再 開 午後 2時31分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 駐車場ではなくてテナント等をつくりまして、その前のほうに身障者用の駐車スペースを設けるということでございます。             〔(いつまで)という前津 究議員〕 テナント等につきましては次年度より工事を開始しまして、令和3年度で完成を予定しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) テナントと一緒に工事をするということで、令和3年度までには完了すると。今から令和3年の間は、身障者のスペースは今のところで十分だというふうに考えているんですか。答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 テナントの近辺の身障者用スペースができるまで、実は、第1駐車場のほうを検討もしましたけども、あちらのほうはピーク時には満車になる状態が多くあって、身障者用の駐車スペースの健常者による使用が想定されるということで、これまで設置に向けて取り組んではきませんでしたけども、そういった難しいところがあるんですけど、身障者用スペースが整備されるまでの間、第1駐車場で、そういった優先駐車等のようなスペースが確保できるかどうか取り組んでいきたいなと考えております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 今の答弁、整合性がいかないです。健常者の皆様が、石垣市は民間企業は、今、障がい者には優しく、入り口に使いやすいところに、みんな置いています。市長は、事あるごとに株式会社石垣市役所を目指すと言うんですが、あなた方は健常者優先なんですか。 今、第1駐車場でやるという検討をすると言ったけど、検討する時間じゃないです。すぐやるべきです。第2駐車場には専用駐車場があって、ただマークをつけるぐらいだけです。第1駐車場にできないというのは。近いんだし。検討するんじゃなくて、すぐやりますという答弁が欲しかったんですが。 本当に川平公園に何万人の客が来ているかわからないですが、本当に一生に一度、障がい者の皆さん、石垣に来て、一生に一度、川平公園を見に来るわけなんです。一生に一度かもしれない人たちも。 やっぱり駐車場の券がない。障がい者に観光については補助員の方も付き添います。そういう中で、満車のときに健常者優先じゃなくて、石垣市に優しい心があって今の世の中、マイノリティー、LGBTと言うんですか、性的少数者とか、社会的に少数派の人を、そういうふうに取り扱うと、今、大問題が起きます。 今の発言は取り消して、きちんと第2駐車場にもスペースを確保しているんですから、すぐあしたからでもやりますと、確保しますという答弁はいただけますか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 第1駐車場への身障者用の駐車場のスペースですけれども、身障者用、あるいは公園を訪れる多くの方々の安全性、利便性の観点から早急に設置してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 本当に早急にしていただきたいと。やっぱり今の件だけじゃなくて、石垣市の行政全般に、そういうマイノリティーに対する配慮というものを、皆さん、いろんな計画を実行する前に、ぜひ配慮していただきたいと強く要望しておきます。 もう1件、川平公園についてなんですが、男子トイレに障がい者専用のトイレがあります。現時点で、今、どういう状況なんでしょうか。答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時37分                               再 開 午後 2時37分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 今、トイレのドアが壊れているという。             〔(だから、使えるかどうかだけ)という前津 究議員〕 はい。川平公園のトイレについては、川平公民館が指定管理者として管理しているところです。 川平湾は、その風光明媚な場所から多くの観光客が訪れる観光地となっておりまして、その中にも訪日外国人もおりまして、生活習慣の違いから、引き戸である多目的トイレのドアを強引に引っ張って破損することがあります。 その都度、指定管理者においては修繕を図って、引き戸であることの表示もするなどして注意を喚起しておりますけれども、いまだにドア損壊が続き、その都度、修繕をしているところです。先ほど確認したら、今、使える状態だということであります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 私も駐車場を見ながら、障がい者用のトイレを見てきました。 今、答弁にもあったように指定管理者の川平公民館から連絡を受けて、その都度、修繕をしているという答弁がありましたが、その都度とは何回ぐらい連絡がありましたか。答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) トイレができてから使用によってドアが壊されたということで4回ほどあって、その都度、公民館のほうで修繕をしているという状況です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 4回も壊されて、今、答弁の中で、外国人との生活の慣習の違いから、引き戸と押し戸の違いから壊されていると。4回も壊されて、原因がわかっているんであれば、中国語なり外国語なり矢印を引いて張るとか、そういう工夫が、なぜとれないのかなと。また5回目壊されます。 前、私が行ったときは、ドアは結構広い間取りの引き戸でしたけども、車椅子も通れない3分の1ぐらいしか開かないんです。このドア、障がい者も使いにくいと思います。どんなにやったら、もっと広くできるから。だから、そういう状況で4回も壊されて、何のために障がい者用のトイレをつくったのかわからないです。 ですから、今後、5回目に、そういうことが起こらないように外国語の看板の設置とか、巡回パトロールをふやすとか、場合によっては料金を取るとか、そういった取り組みが必要だと思うんですが、この対応について、5回目は、ドアを壊されない強い決意を持って取り組むためには、市当局の今の時点での対応、考えを教えてください。             〔何事かいう者あり〕 指定管理代表者、誰。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 これまでも指定管理者と、いろいろ連携しながら取り組んできました。表示についても、日本語と英語表記等だけでしたけども、いろいろ中国語とか、そういった表記も入れながら、指定管理者と連携して、今後、壊されないように取り組んでいきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 石垣市川平公園、本当に観光スポットとして、こういった障がい者の皆様も楽しい旅の思い出をつくって帰って、またリピーターとして戻ってほしいんです。そのためには、ぜひ細かな配慮、迅速な対応をよろしくお願いします。これで、この件については質問を終わります。 次に行きます。 ごみの不法投棄についてなんですが、なかなかごみの不法投棄が、市民の意識の低下なのか何かわからないんですが、10月ぐらいから県のほうで元八重山病院の前の新川川が伐採で大型ユンボを入れて、ずっと西の──今、途中なんですが、伐採作業をしておりました。その土木業者の若い従業員たちは顔見知りでしたので、木の伐採が終わった後、ごみが何十年もの間、散乱されて、それを東のほうから若い従業員四、五名でごみ袋を持って拾って、それを集めて処理していましたけれども、せっかくきれいになった川に──その晩に、ごみ袋が二十数個ぐらいか、石垣市のごみ袋に入ったごみが散乱されておりました。 そこをいつもウオーキングしている人たちが、これはどういうことだということで、私、たまたま畑にいましたので、すぐ翌日環境課のほうに連絡しました。翌日、すぐ朝早く環境課の職員が来て、いろいろ調査して、一部始終をずっと見ていましたけれども、そのごみの中から住所と氏名がわかるものが出てきました。しばらくしたら、この犯人と思われる人がパトカーに乗せられて、捨てたごみを一つ一つ拾わされて、指をさしながら証拠写真を撮られていました。私が残念に思うのが、何でこんなにきれいになった河川敷にごみを捨てる、そういう気持ちになるのかなと。僕は、ちょっとした残念な気持ちでなりません。 そこでお聞きします。なかなかとまらないごみ対策、不法投棄防止策、余り効果がないと思うんです。私の畑の周辺の人たち、特に防風林のところなんか、あちこちごみが捨てられて、全然また捨てていく。本当にとまらない状況について、皆さん頭にきているんですが、その罰則規定というのは、過去に石垣市で不法投棄で捕まって行政処分なり警察の罰則を受けた件数とかわかりますか。教えてください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 冒頭でも述べましたけれども、不法投棄の行為者が特定できた場合は八重山警察署へ通報し、警察官の現場立ち会いのもと業務を引き継ぎ、その後は、八重山警察署が対応することとなっております。検挙数につきましては、八重山署に確認したところ、平成29年度1件、平成30年度1件、令和元年度4件と伺っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 警察からの逮捕者含めて過去に何件かあったと。 実は、静岡県の浜松市内、ちょこっとインターネットで調べたら、不法投棄の警察に捕まった状況というのが詳しく書かれています。事案の概要で、テレビを捨てたと、罰金30万円。ダンボール1.5キロのごみを捨てた。罰金10万円とかですね。 石垣市でもホームページで、あるいは広報いしがきでもいいですから、もうそういうことをやらないと、強い姿勢を出さないと、捨ててもいいやと、そういうふうな軽く考える人たちが出てくるんですよ。ですから、もうちょっと強い姿勢で臨んでもらいたいと。警察と県の事務所、八重山事務所と密に連絡をとって対応していただきたいと。 もう一度、もう一つ質問あるんですが、石垣市の新川が二級河川で、県の管理ですよね。そこに捨てた本人がごみ拾って持っていったんですけど、本人が捨てていないごみ、扇風機とか、絵かな。絵の額縁とかね。そのまんまにした状況があるんですよ。こういう状況がずっと放置されている。もうごみがあるところは、またごみが集まるんですね、捨てていくと。こういった場合は、市としてどのような対応をとるんでしょうか。土地の所有者は県なんですけどね。今回の件については、石垣市環境課は県の八重山事務所のほうに、保健所なり、通報しましたか。答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 冒頭でも先ほども述べましたけれども、不法投棄は、原則、行為者が適正な処理を行う必要があります。行為者が特定できない場合は、土地の所有者または所管する管理者がみずから処理をしなければなりません。先ほど議員おっしゃっておりました八重山保健所県管理事務所のほうへ連絡しましたかということですけれども、連絡を行っております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) そうですね。土地の所有者が処理することになっていますよね。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条、「土地又は建物の占有者は、建物の清潔を保つように努めなければいけない」、2項では「廃棄物と認められるものを発見したときは、速やかに、その旨を都道府県知事又は市町村長に通報するように努めなければならない」とあります。それで、県庁職員の川満副市長、今回の件、河川は八重山事務所なんですよ。ちょっとこのまま放置ずっとされているんですけど、またごみが捨てられる可能性が、ごみがごみを呼ぶんですね。ですから、副市長、何か、元県のOBでもありますから、ぜひこの件に関して、市と県の連携を密にするような取り組みをしていただきたいんですが、副市長の思い、考えをお聞かせください。急な質問ですけども。 ○議長(平良秀之君) 副市長、川満誠一君。 ◎副市長(川満誠一君) 前津 究議員の再質問にお答えいたします。 ご指摘のとおり、石垣市と県と連携をして、石垣市のよい環境づくり、よい環境の保全に努める必要があると考えますので、担当部署と連絡をして、沖縄県の保健所、それから八重山土木事務所等々と情報を密にして、よい対応ができるように引き続きやってまいりたいと考えます。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) ぜひ県八重山事務所のほうと連携を密にした取り組みをしていただきたいと、強く要望をしておきます。 次に、教育行政についてですね。学力テストは改善傾向にあるということでしたけれども、学力テスト、毎年、年度によってはいいときもあるし、悪いときもある。一喜一憂している状況でしたけれども、この学力の安定的な維持向上も含めてそうなんですけれども、学力の安定、今の結果から直近の状況は、石垣市の学力は、学力テスト結果は安定している状況なのでしょうかどうか。いいときと悪いときの差は、そんなにないですか。この1点だけ、学力テストについては質問したいと思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時53分                               再 開 午後 2時53分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 今年度の全国学力学習状況調査は、4月の18日に実施されまして、石垣市の結果については、8月1日の石垣市立学校長の臨時校長会のほうで説明しておりまして、その内容については、地元紙にも掲載されているところです。 今年度から調査の実施方法が変更されまして、これまで別々に行われておりました知識を問う問題と知識を活用する問題が統合された調査となっております。小学校の国語・算数におきましては、全国平均正答率を上回っておりまして、全国水準を維持しているものと考えております。中学校の国語については、全国正答率からは5%程度下回ってはおりますが、沖縄県の平均正答率とは同等でございますので、おおむね全国水準として捉えております。中学校の数学におきましては、全国平均正答率と10%程度の開きはございますが、正答数の差は1問程度でございますので、また、これまでの推移から判断して、改善傾向にあると捉えております。中学校英語においては、県平均から開きがございますので、今後、調査結果をきちんと分析しながら、授業改善を目指した取り組みが必要だと考えております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 授業の改善をしていくという答弁がありました。 次の教育研究所なんですが、平成10年度に開設されて、今まで72名の研究生として、先生たちが研究結果を学校現場で持ち帰って、いろいろと効果をあらわしているというふうに思います。 ただ、残念なことが、いろいろな事情、一番の理由が、補充教員が足らないと、補充教員が見つからないということだったんですが、平成何年度からですかね。前期・後期と分かれて研究員の受け入れをしていたと思うんですが、前期・後期からなった時点で欠員状況があった例を過去にあったのかどうか、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 石垣市立教育研究所の研究員制度は、平成10年度から開始しておりまして、平成28年度に中学校研究員の欠員が出ている状況にございます。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 平成28年に中学校の欠員1人いたということなんですが、その欠員の穴埋め分を小学校に回したということはあるんでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時56分                               再 開 午後 2時57分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 平成28年度の欠員理由は、中学校で研究員の希望がありませんで、小学校で2名の希望者がいたために、中学校にかわり、小学校の2名を研究員として決定しております。今後、教育委員会としては、全ての教職員にやっぱり研究の機会を与えられるように、小学校・中学校からそれぞれ1名ずつを研究員として決定していきます。済いません。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 中学校の欠員は過去に1人いたけども、その穴埋めとして予算消化、ちゃんと小学校の先生を1人増加させて配置したということですよね。今回、じゃあ欠員で全くかわりの研究員が見つからないということは、県のほうがせっかく予算いただいているんですよね、県費負担で。そこで前例をつくってはだめだと思います。やっぱり教育研究所というのは、子どもたちの学力向上のもう授業の指導の仕方とか、それぞれ学校の現場で成果を持ち帰って、そういう効果があるわけですから、今回、中学校の英語とか改善されたとはいえ、まだ中学校の英語の分野で力がもう少しだということですので、ぜひ中学校の学力テスト弱いところを、もちろん研究員、現場の先生をもって研究させるとか、そういった取り組みが、私が言わなくても、現場にいた先生たちわかると思うんですが、これはもったいない。何で中学校の空いた分、前回平成28年度のように小学校の先生を充てるとか、この辺については、校長会とかでどのように話し合われたのか。ちょっとその辺、知っているだけでもいいんで、答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時59分                               再 開 午後 2時59分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。学校教育課長、與世山 淳君。 ◎学校教育課長(與世山淳君) 前津議員の再質問にお答えいたします。 中学校の教員が厳しかったので、それも考えて、小学校のほうも探しまして、探しましてというか、小学校のほうも当たろうということで、補充教員を八重山教育事務所のほうに確認したところ、小学校の臨時的任用教員もいませんということで、小学校も充てられない状況でございました。             〔(校長会では話した。校長会ではそういう話題は話し合いをした)という前津 究議員〕 中学校において募集がなかなかない状況でしたので、校長研修会で、校長先生方にぜひ中学校の教員の研究を進められるように推薦してくださいということで、12月2日にありました校長研修会でも話したところです。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) あと一点、確認したいことがあるんですが、県の教育事務所のほうとはどのような話をしたのか、答弁をお願いします。県の教育事務所の所長とは、そういった意見交換はされたことありますか。今回の教育事務所の研究員の派遣について、答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時01分                               再 開 午後 3時01分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 前津 究議員の再質問にお答えいたします。 校長会において、教育長のほうからも、これだけ平成10年度から研究所を開所していて、小・中・幼の先生方が研修を受けて、また教員としての資質、能力を高めて学校現場に戻って、さらにまた先生方にそれを伝授し、また児童生徒のために頑張っているということで、でも、今回の場合は、本当入所式の直前に起こったことでありましたので、その対応につきましては、校長会の中で校長先生方に、こういった貴重な研修機会を割り与えられた人数できちんとこちらはやっていきたいと。そして、学校側もこのように研修員を応募させていただきたいということで、これは継続して、次年度もその予算確保をやっていくために、今回欠員が出て、私のほうからも、もう今回は見送りますということで教育事務所長と話をしまして、でも、予算は絶対に削ってはいけませんよと。次年度もこの1枠、中学を1枠、これは確かに確保していただきますということですね。そういった話し合いをしてやってまいりました。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) ぜひ今回の件、欠員が出たという状況に、歴代の平成10年度から携わってきたOBの先生方や、現場の教員の先生の皆さん方からいろんな声が寄せられております。それで質問いたしました。 やっぱり教育行政というのは、現場の学校の先生たちを強力に支援していくという責務があるわけですから、それと、石垣市の課題となっている学力テストの低下の問題含めて、やっぱり学力は学校現場じゃなくて、家庭の、そして、教育行政も三位一体となった連携が十分とれたときに、学力は向上するものだというふうに思っております。また、地域も含めてですけれども。ですから、今回のことを前例にしないように、来年度の予算はちゃんと確約したと答弁がありましたが、このようなことを前例とせずに、いち早い補充教員の確保について、いち早く取り組んだほうがいいのではないのかなというふうに思っております。ぜひ教育委員会の皆さん、学力テストの、その他いろんな問題、課題を抱えていると思うんですけれども、ぜひ頑張っていただきたいと。私もできることがあるんであれば応援しますので、これで教育行政の質問は終わります。 次について、白保の竿根田原洞穴遺跡が、今度、国の史跡に指定されるというのが、ほぼ確実になっております。時間がないので単刀直入に言いますけれども、以前も私、質問で、博物館じゃなくて、博物館つくるにはまだまだ時間がかかるだと思います。ですから、白保の竿根田原洞穴の展示室ですか。資料館ですか。そういったものをつくるのはどうかということで提案しました。 そこで、空いているスペースですね。思い浮かんだんですが、西海区の水産研究所にそういった資料、展示室のコーナーはつくれるかどうか。それは、市長、教育委員会、どっちが答弁、質問したほうがいいですか。文化課。文化課長、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 文化財課長、下地 傑君。 ◎文化財課長(下地傑君) 再質問にお答えいたします。 冒頭でも申し述べましたように、令和2年度から沖縄県教育委員会におきまして、史跡の活用、保存活用、あるいは整備活用等について、3カ年かけて策定分を策定するということを聞いております。 議員ご提案のことにつきましても、県のほうに、こういったものがありますよという情報提供はしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 議員ご提案の分に関しましても、国が指定するという状況でありますと、非常に関心も高まってくると思いますので、市民の皆様もその資料等を見たいという方も多いと思いますんで、遊休施設もしくは活用できる場所等を探しまして、何らかの展示できるような体制を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 今、国は、外国人の観光客を誘致しようということで、文化庁のほうでも積極的に文化財の利活用ということで、いろいろな補助事業を出しております。今、現時点で、石垣市における国の史跡で、川平湾及び於茂登岳史跡等保存活用計画策定事業に240万円、フルスト原遺跡歴史史跡等総合活性整備事業に720万円、平久保のヤエヤマシタン天然記念物再生に369万5,000円、市内遺跡等発掘調査事業等に149万6,000円補助金を出しております。今回、国の史跡がほぼ確定、指定されるということですので、西表島といえばイリオモテヤマネコとか、石垣といえば竿根田原原人とか、そこまで広く知られてほしいという思いから、ぜひ展示室の設置を提案しました。 これで、以上で、私の質問を終わりたいと思います。終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、前津 究君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時09分                               再 開 午後 3時21分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者宮原操君の質問を許します。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 皆さん、こんにちは。本日4番目の質問になりました、宮良 操です。よろしくお願いいたします。 質問の前に、質問通告の順番を入れかえて、自衛隊配備計画についてと自治基本条例については最後に行い、農業行政を繰り上げて質問いたします。議長、ご理解よろしくお願いいたします。 質問第1点目は農業行政についてであります。 今議会に機構改革の一環として、農林水産部を廃止し、産業振興部に改める条例案が提案されました。現在、私が所属している総務財政委員会で継続審議となっています。そのことについての説明を求めます。 次に、石垣島製糖工場建設についてであります。 基幹作物でありますサトウキビ産業は製糖工場の安定的な操業が前提であります。工場建設から56年が経過し、工場設備の老朽化が進み、基幹作物でありますサトウキビ産業は危機的な状況にある言わざるを得ません。新工場の建設に向けての取り組みについて、当局の答弁を求めます。 あわせて、農林水産部における専門職、技術職の配置について、現状と課題についての説明を求めます。 次に、畜産関係補助事業の実施状況と課題についての報告を求めます。 八重山食肉センターについては、本年度事業として外国輸出用のHACCP対応に向けての一括交付金事業が導入されていますが、その進捗状況について当局の説明を求めます。 次に、新八重山博物館建設についてであります。 今議会でも複数の議員が博物館建設について取り上げてまいりました。これまでも一括交付金事業をあわせ建設構想が策定したのにもかかわらず、遅々として建設が具体化されておりません。 先日の新聞投書に、新博物館、美術館の早期着工と題して八重山建設産業団体連合会の米盛博明さんの投稿がありました。これまでも各界の皆さんから、たくさんの新聞投稿もありました。あわせて八重山博物館協会からも提言がなされてきましたが、建設場所や予算、具体的な計画さえも見えてこないのが実態であります。現状と課題についての説明を求めます。 次に、石垣市の新庁舎建設工事に伴い、これまで使用してきた真栄里ヘリポートが12月6日から使用できなくなりました。このことについてこれまでの経過と対応についての説明を求めます。 あわせて9校区跡地の都市計画整備にテレポート建設を想定しての用途指定が可能なのか、その課題と可能性についても答弁を求めます。 次に、白保海域の自然環境保全特別地区指定についてであります。 これまで白保地区から要請のあった自然環境特別保全地区指定について、これまでの取り組みと経過についての答弁を求めます。 次に、新石垣空港駐車場の運営や改善についてであります。 新石垣空港は、開港後、観光客の増大や利用頻度の増大に伴い、課題が山積してまいりました。特に送迎の際における乗降のトラブル発生は喫緊の課題であります。課題解決の一環として、駐車場の利用見直しが必要と考えるが、当局の答弁を求めます。 次に、自衛隊配備に伴う周知の処分を検討する公有財産検討委員会の審議経過と内容についての説明を求めます。 次に、地方自治基本条例についてであります。 今議会の冒頭で、自治基本条例特別委員会の報告で廃止すべきとの前代未聞の結果が報告されました。自治基本条例と本市に関連する条例はどのように関連しているのか、あわせて、改廃の手続はどのように定められているのか、市民への説明責任についての説明を求めます。 再質問は自席において行います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。質問に対する当局の答弁を求めます。 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時27分                               再 開 午後 3時28分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。
    ◎総務部長(知念永一郎君) 宮良 操議員の自衛隊配備についての質問にお答えいたします。 去る6月7日に1回目の公有財産検討委員会にて、関係法令条例との適合性などを確認し、沖縄防衛局職員らによる事業に関する説明を求めました。その結果、不動産鑑定による取引価格なども算定した上で、総合的に判断する必要があることから継続審議としました。 その後、7月下旬に市有地の不動産鑑定を終え、具体的な取引価格、立木保証、当該市有地内にある農業用水排水施設の維持管理及び分泌箇所の周囲への影響の対応など、沖縄防衛局と協議を重ねてまいりました。また、令和元年11月28日付で、沖縄防衛局から取得計画範囲及び取得方法の変更を提示した文章を収受したことから、11月29日に2回目の公有財産検討委員会を開催いたしました。 審議の結果、自衛隊駐屯施設の安定的な運営を行うための必要不可欠な範囲についての所有権移転は妥当であると判断し、残りの市有地は貸し付けする方針を決定しました。 現在、具体的な売り払いや貸付面積の確定作業及び立木補償について協議しているところであり、確定後、公有財産検討委員会に報告し、了承を得て、公有財産規則に基づく申請手続を受け、決済の後、売買契約や貸し付け契約の手続を進めていくことになります。 なお、市有地売り払い及び立木補償については、石垣市議会の議決に付す契約及び財産の取得又は処分に関する条例に基づく面積5,000平方メートル以上、かつ予定価格2,000万円以上の不動産の売り払いに該当する見込みであることから、議会の議決が必要となります。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 宮良 操議員のご質問に順を追ってお答えします。 自治基本条例と本市の本市条例の関係についてお答えいたします。 石垣市自治基本条例の制定に当たり、自治基本条例内の条項に関係するその他の条例につきましては、関係する各条例の条文中に文言が追加され、改正されております。 追加された文言は、各関係条例の第1条目的において、石垣市自治基本条例第何々条の規定に基づき定めるものとすると追加されております。 改正された条例は、全部で10の条例があると認識しております。この10の条例に関しましては、石垣市自治基本条例制定以前に目的を持って設定されており、仮に石垣市自治基本条例が廃止された場合においても、条例制定の目的を資することはないのではないかと考えます。 続きまして、改廃の手続についてのご質問にお答えします。 条例の見直しにつきましては、石垣市自治基本条例第43条に規定されております。同条につきましては、時代経過による条例の形骸化を防止することを目的に、市民の意見を踏まえて、5年を超えない期間ごとに条例の見直しを行うことを規定しており、条例を将来にわたり充実、発展させるものとしております。 また条例の見直しに当たっては審議会を設置し、諮問が必要とされており、審議会設置につきましては、石垣市自治基本条例審議会設置条例が制定されています。 条例の開始につきましては、一般的には何らかの課題があり、例規がそのときどきの社会情勢等に即したものとなっているのかの検討を行い、廃止の必要があれば廃止条例案を議会に提出することとなります。 過程として、自治基本条例の廃止を検討することとなった場合におきましては、庁内での議論と合わせて石垣市自治基本条例審議会における議論、市民参画手続などをへて廃止が必要であるとの結論にいたった場合には廃止条例案を議会へ執行部として提出するものだというふうに認識しております。 次に、農林水産部の改変についてお答えいたします。 今議会に提出している石垣市行政組織条例の一部改正の内容は、農林水産関係の部や課を廃止、統合して縮小しようとするものではありません。現在ある農林水産部の農政経済課、畜産課、水産課、むらづくり課の各組織は存続し、これらの部門に新たに販路拡大を担う商工関連の部署を企画部から移管し、5課体制として強化することを目的としております。その上で農林水産部から産業振興部への名称変更を行うものでございます。 このような機構改革を行う理由といたしましては、現在の農林水産部内の各課において行われている業務としてつくる、とる、育てるが中心となっているものから、今後はさらに農産物の販路となる商工業との密接な連携が取れる体制の構築が必要と考え、今回の機構改革にいたったものでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 宮良 操議員の3項目、農業行政、畜産行政について、4点ご質問がございますので順を追ってお答えいたします。 2点目、石垣島製糖工場建設についてお答えいたします。 製糖工場建設につきましては、平成29年9月に市長を会長にした新製糖工場建設推進協議会を設立し、工場の現状把握、国県の方向性等の情報収集を行ってまいりました。ことしに入って、国また沖縄県より分蜜糖工場の働き方改革における産地パワーアップ事業での活用について説明がありました。 国県から示された事業費の負担割合は、国の補助率10分の6、沖縄県の補助率10分の1、石垣市の補助率10分の1となっております。石垣島製糖が事業主体となった場合、国県市あわせて10分の8の補助となります。 現在、石垣島製糖において整備計画検討業務を実施しており、10月29日に石垣島製糖より中間報告がありました。報告によりますと、機械設備費128億6,800万円、土木建築工事費129億5,600万円、合計258億2,400万円となっております。 新製糖工場建設には莫大な費用がかかることから、より効率な補助事業の導入を求め、去った11月27日に大浜公民館にて石垣市サトウキビ生産組合、JA沖縄八重山地区本部主催による新石垣島製糖工場早期建設総決起大会が実施されました。 本市といたしましても、今後ともサトウキビ産業の安定に向け取り組んでまいります。 3点目専門技術員についてお答えいたします。 専門技術職員については、JAに配置されている営農指導員や県に配置されてる作物別技術職員等の専門職員は本市では配置されておりません。一般行政職員として、各農作物別の補助事業等の出向、農産物のプロモーション、新規就農者、認定農業者の支援、6次産業化支援、有害鳥獣病害虫対策等の事務事業を執行しております。 4点目の畜産関係補助事業についてお答えいたします。 肉用牛優良繁殖雌牛増等改良推進事業ゲノミック検査は、平成30年度、検査予定頭数100頭に対し実施頭数は100頭で、達成率100%となっております。令和元年度は検査予定頭数150頭に対し、11月末時点で110頭の申し込みが来ております。 緊急優良母牛更新事業は、平成30年度導入予定頭数が90頭に対し実績は74頭で、達成率は82.2%、令和元年度は導入予定頭数90頭に対し、11月末時点で90頭の申し込みがありました。 高齢繁殖母牛早期淘汰推進事業は、平成30年度淘汰予定数70頭に対し実績頭数70頭で、達成率100%、令和元年年度は淘汰予定頭数90頭に対し、6月末時点で28頭の申し込みがありました。 優良肥育素牛育成補助事業は、平成30年度予定頭数230頭に対し、実施数225頭、達成率97.8%、令和元年度は予定頭数250頭に対し、11月末時点で180頭の申し込みがありました。 5点目、八重山食肉センターの運営についてお答えいたします。 八重山食肉センターのHACCP対応に向けての一括交付金事業の推進状況についてお答えいたします。 沖縄振興特別交付金の凝縮等の件数につきましては、牛肉を海外に輸出するためにはHACCPに基づく一定期間の衛生管理、また相手国が求める高度施設基準要件に適合する必要があることから、今年度、沖縄振興特別交付金を導入し、増築等の建設準備をしてまいりました。 食肉センターより、今年10月に再調査を行ったところ、対香港輸出屠畜場となるには増築等整備以外に、現施設の改修や修繕など新たな課題を解決する必要が生じたため、行程の変更を行い、進めたいとの申し出がありました。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 宮良 操議員の4項目め、教育行政についての1点目、八重山博物館建設についてお答えいたします。 石垣市立八重山博物館は、昭和47年の開館から既に47年を迎えております。これまで展示スペースや収蔵スペースが狭隘であることから、新博物館建設の構想や計画もございましたが、いずれの構想等も財源を含めた諸事情により一時中断しております。今後は財源の確保や整備スケジュールなど調整を図りながら、建設に向けて取り組みを続けてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 宮良議員のヘリポート建設について、1点目、真栄里ヘリポート建設についての質問についてお答えします。 市庁舎工事の進捗状況及び空港跡地区画整理事業開発に伴い、真栄里ヘリポートの使用難度が高くなることに伴い、八重山病院近隣では将来にわたり、安定的に使用できる土地の確保が困難なことことと認識しております。新たなヘリポート建設については、先島地区における急患搬送は広域的な行政と位置づけられていることから、先島地区における急患搬送体制の維持、構築について「美ぎ島・美しゃ」市町村会、構成市町村連名で沖縄県知事あて要請する準備を進めているところであります。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 宮良 操議員の6項目め、建設都市行政について旧空港跡地都市計画整備についてお答えいたします。 空港跡地につきましては、土地区画整理事業を導入する予定です。現在はインフラの基本設計などを実施し、土地利用ゾーニングを示しているところでございます。今後は順調にいけば、来年度末に、都市計画決定をし、その後事業認可など各種手続きを経て、令和9年度の事業終了というスケジュールになっております。 急患搬送用のヘリポートである場外離着陸場を設置する場合、その設置方法は航空法により定められております。用途指定など都市計画への影響につきましては、進入表面など航空法の内容を考慮していく必要があると考えております。 次に8項目め、新石垣空港駐車場の運営についてお答えいたします。 新石垣空港駐車場は沖縄県設置で、業務委託により石垣市の空港課が料金徴収等の業務を行っております。施設規模としましては、一般駐車場400台、従業員駐車場100台の2か所の駐車場を用意しております。平成25年の開港以来、利用客の増加により駐車場が狭隘となり、増設の要望等もあることから、現在、沖縄県により駐車場の増設に取り組んでおります。 駐車場の運営につきましては、沖縄県が定める新石垣空港有料駐車場管理規定に基づいて運営をしております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市民保険部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 宮良 操議員の7項目、環境行政について、白保海域の自然環境特別保全地区指定についてお答えいたします。 白保海域につきましては、西表石垣国立公園の海域公園地区に指定されており、自然公園法第22条の規定に基づき、工作物の設置や海面の埋め立て、開拓、海底の形状変更等の開発行為は環境大臣の許可を要することとされております。 本市自然環境保全条例第20条に規定されている行為の制限につきましても、海域公園地区の規定と同様の内容となっております。 以上により、白保海域につきましては、自然公園法により既に保全の対象となっていることから、本市の自然環境保全条例第14条に基づく自然環境特別保全地区指定の予定はありません。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き宮良 操君の再質問を許します。 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時44分                               再 開 午後 3時45分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 最初、農業行政について質問をいたします。 今回、機構改革ということで、農林水産部を廃止してというようなこと、我々総務財政委員会は負託をされましたけれども、冒頭で申し上げましたように、まだ結論は出ていません。今議会でも数多くの議員の皆さんが質問しています。それぐらい、実はこの農林水産部の廃止については、市外の関係団体に対する影響が大きいというふうに、私も思っています。 それと、もう一度再確認なんですけども、商工会、漁業、農協等と含めて、関連団体に事前の質問をしたのかどうなのか、このあたり、もう一度、答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 まず最初に、農林水産部を廃止ということではなく、名称を変更するということですので、農林水産部がなくなるということではございません。それから関係団体の事前調整につきましては、今般の条例提案については、組織は廃止縮小するものではなく、商工課を移管し、5課体制として機能強化を図るものであることから、事前の相談は行っていないところです。しかしながら、今後機構改革が確定しましたら、関連団体等について丁寧に説明を行ってくる予定でございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) それでは、質問をかえます。11月の5日に、農水部長と商工課長に、この件についての議案提案前のお話をしてということが、今回の質問で出てきました。11月5日、どこで誰がどのように話をしたのか、そのあたりを教えてください。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 企画部内のテーブルで、農林水産部長と商工振興課長、それから私と担当職員で説明をしております。その説明の中では、機構改革を行う理由、意図を説明しております。農林水産部の機能を強化することについて意見は一致しているものだというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) この件について、それ以外に、庁議で諮ったり職員とのその会合が開催されたらどうなるか、答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 繰り返しの答弁になりますが、今回の条例案につきましては、組織を縮小、廃止するものではなく、機能強化を図るものであることから、全庁的な会議開催は行っておりません。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時47分                               再 開 午後 3時47分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 済みません。議案提案につきましては、長期にはおきまして、今回の議案提案をしております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) この後の私の質問に関連しますので、農水部の課長の皆さん、会議に参加、そういう打診があったかどうなのか、関係課長にその確認をしたいと思います。答弁させてください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時48分                               再 開 午後 3時48分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 農林水産部、農政経済課を含める4課に対しての会議は行っておりません。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩します。                               休 憩 午後 3時49分                               再 開 午後 3時49分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。畜産課長、平良嘉英君。 ◎畜産課長(平良嘉英君) 質問にお答えします。 畜産課もそういう会議には出席していません。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、金城安和君。 ◎水産課長(金城安和君) 水産課においても会議には出席しておりません。 ○議長(平良秀之君) むらづくり課長、石垣克治君。 ◎むらづくり課長(石垣克治君) むらづくり課としても、今回の会議には参加しておりません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 石垣市の条例を制定する場合に、石垣市例規審議会委員会というものが規定であります。この委員会は総務部長が委員長を務めると。本来条例制定する場合にはこの審議会の会が徴集されて、議案として提案されていなければいざ今回の機構改革に伴う条例は委員会規定を無視した提案であるということを、私は理解したんですけども、法務担当とこの件についての見解を求めます。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時50分                               再 開 午後 3時50分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 毎回、議会前に例規審議会を開催しておりますが、例規審議会は議会1回1回前のもう1ヶ月かもうちょっと前に開催します。全ての議案が例規審議会で審査されるわけではございませんが、その時はまだ、整ってないということで例規審議会では審査しておりません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 例規審議会の規定を無視して、今回の条例が提案されたという理解をしていいんですか。 石垣市には皆さんの仕事の指針ですよ、規定は。ここらから、こちらで理解すると、例規審議会を通らないと条例の提案はできないという規定になったんだ、これ。 もっと言いますか。例規制定、その他例規に関する重要な事項を審議するため(以下委員会という)委員会の審議をする事項は次のとおりである、条例規則規定と制定に関する事項、その他例規について市長が命じた事項、委員は委員長及び若干名をもってあてる、委員長は総務部長をもってこれにあてるというように書かれている。 先ほど、関係課長も含めて、企画政策課長に呼ばれて、農水部長も商工課長も、今回、条例改廃しますと説明を受けたと答弁をしました。この手続こそ条例議案と私は理解するんですけども、こういうことの前例ってあるんですか。 条例であるとすれば、条例違反を皆さんが業務上やって、我々議会に付したという形になりますよ。業務違反じゃないですか。規定違反だと思うんですが、この議案はどうなんですか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時52分                               再 開 午後 3時52分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 議会に上程するかどうかというのを例規審議会で決定するわけではございません。議会に提出する議案について、その中身について審査をするところでございまして、実際、提案するに当たっては決済を踏んで上程することになりますので、そこで決定するという流れにはなっておりません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 私が聞いているのは、皆さんの事務的な作業の手続を聞いてるわけじゃないですよ。しかもこの委員については市長が任命すると書いてあるわけだ。今、関係課長の話をすると1回しか会合、農政部長と商工課長しか、室長から条例改廃についてのチラシがなかった。だから関係課長、この条例の件について、皆さんかかわっていますか、説明を受けましたっていう話をしているんだよ。農水部の機構改革をするんだよ、最低でも商工課、農水部の関連の課長を含めてどういう栄養があるのか、どういうことをやるのか、どういう方向でやるのかを説明して、審議会を持って上程するのが筋じゃないですか。 皆さんの今の答弁は、この規定、私たちいいようにして提案しましたという話になるんだよ。そしたら、この委員会を条例がなくてもできるという理解なんですか。できる場合とできない場合のこの条例に規定があるんですか。その解釈を述べてください。 ○議長(平良秀之君)  総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会の規定におきましては、審議するために置くということになっておりますので、そこで決定するという流れにはなっておりません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 審議したのかって、委員を任命して審議したのかっていう話だよ。上程するのはそれは執行部の市長が上程するの、それはわかっているよ。審議したのかという話を聞いているんだよ。庁議は委員会じゃないでしょう。提案権は市長にあるから、それはよくわかっていますよ。審議したのっていう話です。1回しか集まり持っていないでしょう、しかも3名で。審議したことの内容の条例を出したんですかという話だよ。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時54分                               再 開 午後 3時55分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会は審議するための会でございますので、ここで審議されないと議案が提案できないということではございません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 審議もしないで提案できるというふうに理解していいんですか。いやいや、僕は条例の解釈を言ってるんだよ。皆さんの仕事の指針のための規定があるのに審議もしないで提案した。じゃあこの条例審査委員会の規定は、死に規定なんですか。 これは皆さんの仕事を進めるための一つの指針でしょう、規定は。その指針の規定を無視にして上程は市長ができるからこの規定を要りませんよというようなことでしょう、皆さんが言っているのは、今。これは議会軽視じゃない。 これ審議すべきだ、審議しましたか。もう一度聞きます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 先ほど、審議したかしないかというときに、私答弁をいたしましたが、この件については、そのときの例規審議会には上がっておりませんでした。例規審議会は審議するためでございますが、議案等を提出するかが関係部署と必要な審議調整を行って上程することになります。             〔(議長、説明になっていない)という宮良 操議員〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時57分                               再 開 午後 3時58分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会は内部での審議するところでございまして、主に文言等の調整をする調整、審議になります。議案を上程するに当たっては、市長、副市長を決裁をもらって提出することになりますので、必ず、例規審議会で審議されないと議案として挙げられないということではございません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 文言の審議もやるところでしょう。だったら、農水部を産業振興部に文言変更するんだったら審議するべきでしょう。指定があるのにやらないと言っているようなものだよ、皆さん。 自らの仕事を自ら否定してるような発言だよ。部長、規定を無視したというふうに理解していいの。(発言する者あり)規定も仕事も自分たちの仕事の規定です。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時00分                               再 開 午後 4時01分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今回の条例提案に当たりましては、法律上の手続をちゃんと踏んでおりますので、内容についても瑕疵はございませんので問題ないと思っています。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、提案権が市長にあるのを十分理解しているんだよ。この規定の存在を皆さんがどう考えてるかっていう話なんだよ。文言訂正であれ、規定というのは皆さんの仕事を律する一つのルールでしょう。このルールが守られていたかどうかっていう話なんだよ。このルールはじゃあ要らないということ。 もう一度、答弁してください。この規定はなしにしてほしいというようなこと言ってるようなものですよ、皆さん。このルールはじゃあ何なんですか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時02分                               再 開 午後 4時03分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会は、例規の制定等を審議するための会でございますが、今回の組織改正につきましては、庁議等においても決裁をもらっておりますので、この審議会で審議することをクリアしているので問題ないと考えます。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 僕は、議案上程に対する順序を聞いているわけじゃないんだよ。この規定は無視していいのか、市民規定なのか、必要ないのかということを聞いているだけ。皆さんの総務課の答弁、業務でしょう。この規定を定めて、条例の、改廃も含めて日常の条例の取り扱いについて学習も含めてチェックするのもその審議会ですよ。そのためにこのルールがあるんでしょう。この規定は何のためにあるんですか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時04分                               再 開 午後 4時05分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。                               休 憩 午後 4時06分                               再 開 午後 4時06分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会は、先ほども申し上げましたように文言等の整理、そういったことで慎重を期するために審議する場でございます。 今回の条例改正につきましては、文言等について特に審議するほどの大きな変更等でもございませんので、特に問題はないと考えております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) あなたの判断でやっていいというふうに書いてあるんですか、これ。             〔何事かいう者あり〕 法律があって、条例があって、条例の微細を運用するために規程というのがあるんですよ。石垣市にも職員服務規程というのがある。じゃ、この服務規程もあなたが言っている答弁だと同じような位置づけがあるんだよ。法務というものを律するために、ルールをつくるために、具体的ルールが規程なんです、条例に伴って。だから皆さん規程をつくってあるんでしょう。微細な部分について。今回の農水部の改廃は微細なんですか。ただの名称を変えるだけなんですか、微細じゃないでしょう。あれだけ皆さん大きな効果をもたらすと言っているわけだから、メリットもデメリットも検証されるべきなんです、この部分は。             〔何事かいう者あり〕 だから与野党の議員も含めてね、余りにも大きな衝撃が、関係団体ありますよと。だから質問しているわけですよ。 しかも、このルールは、この委員会の規程に基づいて本来は議論されて、関連する名称変更でやってもね。名称変更だけじゃないでしょう、流通も販売も含めてやるというような業務変更もあるでしょう。だから皆さんは、産業振興部に変えるといっただけで、これ微細な変更じゃないですよ。業務全体の機構を改革する。 今回条例だから、この審議会を含めてちゃんと招集をして、総務部長が委員長として名称変更や組織の業務の内容変更についても確認をして庁議に上げて、これが一つのルールじゃないですか。あなたの答弁は、みずからの仕事の規程をみずからが放棄しているという形にしか答弁見えないですよ。私は、この規程の趣旨はそこにあるんだと思う。公務員はその規程にのっとって業務するというのが、本来の公務のあり方ですよ。 もう一度言います。部長、この規程を尊重しますか、しませんか。             〔何事かいう者あり〕 いや、僕は問題あると言っているんだよ。             〔何事かいう者あり〕 大変じゃない。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 石垣市例規審議会委員会規程につきましては、もちろん尊重いたします。今回の組織改正につきましては、組織改正自体は大きな意味を持ちますが、条例中の文言等については単調なものと考えますので、例規審議会で改めて審議するまでもないということから審議をいたしております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 納得しませんよ。公務員がこんな答弁しちゃいかんよ。私はもう一度ね、こういう規程にのっとって委員会を招集して、再度提案すべきだと思いますけども。今の答弁は、みずからが規程違反をごまかして答弁しているだけのことですよ。一つ順序を掘り下げて、もう一度出直すべきじゃないですか。 そうでなければ、石垣市の行政のこれまでの歩みと市議会の部分に大きな禍根を残しますよ。役所の職員が規程を無視して条例を提案して、それを可決したという形に可決か否決かわかりませんが、こういう状況になること自身は提案者側の責任じゃない、これ。我々それにのっとって今、審議しているわけ、委員会でも。 もう一度聞きます。規程は要らないと判断していいんですか。             〔何事かいう者あり〕 休憩して。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時11分                               再 開 午後 4時12分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会においては、これまでも申し上げておりますように文言と内容のそご等の調整をするために開催しております。委員も課長で組織しております。各部の課長で組織しておりますので、例規審議会自体は提出する議案についての文言等を確認するために必要だと考えております。 今回提出した議案につきましては、必要な手続を踏んで提出しているので、特に問題はないと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 各部の部課長参加したんですか。先ほど関係部課長は参加していませんと言っていました。冒頭で企画政策課長が農水部長と商工課長だけを呼んで伝えましたと、伝えただけで提案するんですか。 この中にこう書いてありますよ。条例、規則、規程等の制定、改廃、今回改廃でしょう。農水部をなくして産業振興部にかえると意味でしょう。             〔何事かいう者あり〕 これに該当しませんか。             〔何事かいう者あり〕 部も条例事項だと。条例と掲げているから。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 例規審議会のメンバーは各部の主管課の課長で、商工振興課長はメンバーではございません。商工振興課長を呼んで企画政策課長が説明したというのは例規審議会でなくて、その調整のための話し合いで例規審議会の話ではございません。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 私は企画課長が2人に説明したというのは、冒頭で説明を受けたから、それはよく理解している。だから、それが例規審議会に該当するかどうかという確認するために、農水部の各課長に何か会議に参加しましたかと言質をとるために出てもらいました。関係課長、水産課長も含めてね、その会議は開催されませんでした、参加の事実はありませんと答えたんだよ。 そしたら、何の会合もなく規程も違反して、規程の中にも条例の制定、改廃とあるのに、名称の変更という形じゃないよ、今回は。条例の変更という形で提案されているんだよ、議会に。条例の変更になっているんでしょう、名称は。 機構改革に伴う条例変更で議会に提案されているんだよ。なぜ、この条例制定が微細になるんですか。議会に係る議案は、皆さん微細な判断によって提案するんですか。答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時15分                               再 開 午後 4時18分
    ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 いろいろと解釈あるかもしれませんけども、この条例のほうの読み込みでいきますと、例規の制定、その他例規に関する重要な事項を審議するため、石垣市例規審議会を置くと書いております。 条例の改正等、制定、改廃等に関する事項というのも書かれてありますが、今回私どもが提案させていただいているのは、組織の改変であります。もちろん組織の改変の中において、部の改変については条例案という形になっておりますので、今回条例を出させていただいております。 農林水産部における各課については、機能もそのまま存続させると。商工振興課、これは企画のほうにありましたが、そちらのほうを移動させると、5課体制をつくるというのを組織の改編でございます。 条例をなぜ上げさせていただいたかというと、農林水産部のところに商工振興課を移す。そして、またその中において産業振興部とするという形になっておりますので、条例の提案をさせていただいておりますが。 この石垣市例規審議会規程を読んでおりますけども、これにかけなければ条例を上程することができないというふうに書かれておりませんので、必要な場合には文言のそごや条例違反、その他のほかの条例と違反等を確認するために各課の委員を招集して、文言の調整、確認等はすることはあったとしても、今回の分に関してはそこの確認の必要まではないというふうに考えておりますし、また今回の上程事態が違法な上程だというふうには認識しておりません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 市長、公務を執行する場合の指針をね、部長も市長もみずから否定したらいかんと思うよ。拡大解釈じゃない、それ。軽微。             〔何事かいう者あり〕 いやいや、僕らは条例として提案されているから、条例として審査しているわけですよ。それは軽微だと言われたらね、僕ら軽微なもの、いやいや、部長は軽微なものと言ったんだよ。僕ら軽微なものを審査しているんですか。             〔(条例です)という者あり〕 条例を審査しているんですよ。             〔何事かいう者あり〕 点であったりばつであってもね、記述の間違いであっても条例は条例案なんですよ。だから議会に上程される。上程するのは市長の提案権がある、それは否定していないですよ。手続のルールを踏むべきじゃないですかと言っているわけ。みずからが条例や規程で仕事しているにもかかわらず、その規程を含めて、その規程があるのにそれを通さずに提案できて、それを肯定しているところに僕は問題あるんじゃないかと言っているんだよ。 しかも市長が委嘱すると書いてあるんでしょう。この手続やるべきなんだよ、本当は、最低でも。そしたら、これまでの条例も含めて全て、これ通してなかったという形になるの。それもっとさかのぼって、もっと大変なことだよ、これ。いろんな条例を改正してきましたよ、これまでも。自治基本条例も改正しました。そのときもやってないと、ほかのことは。 さかのぼって、この規程は、全く適用してこなかったのかどうなのか答弁して下さい。だったら一大事だよ。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時21分                               再 開 午後 4時35分 ○議長(平良秀之君) それでは、再開いたします。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 条例のお互いの理解のあり方についていろいろやっていますけど、実は、この問題もう一つ大きな課題があるんです。石垣市行政機構改革審議会委員会規程というのがまたあって、これにも実は違反をしている可能性がある。これも、条例の改廃、制定って載っていますからね、組織機構の改革に伴う。これも含めてあるので、調査研究をしていただきたい。我々も、総務財政委員会に付託されていますので、そのことも含めて総務財政委員会での議論も含めて対応していきたい。その間、次の質問に移らさせてください。 農政経済課の部分の中で、あと、資格職員、専門職員、どのような配置になっているのか。それと、現場での、水産課も含めて指導、業務指導どのような形になっているのか、ちょっと教えていただけませんか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時36分                               再 開 午後 4時36分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 専門職員また資格職員の配置については、現在、農政経済課には配置されておりません。 また、どのようにされているかということでございますが、農政経済課に技術職員が配置されていないことから、各農家への営農指導につきましては、JAまた県の技術職員と連携をとって行っております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 現実として、農家の庭先まで行って営農指導がなされていないと、JAと県の普及センター、それから関係機関がやっていると。 私は、毎年ではないにしろ、あれだけ農政経済含めて、流通を含めて大きな課題と期待を持っているという提案があったわけですから、3年とか4年とか5年に一度は、専門職、技術職の、僕は任用が必要だろう、採用が必要だろうと思います。 もうそうでなければ、実は畜産農家の中でも、JAの畜産課の職員が2人も3名もやめるという状況の中で、一体全体農業全体への営農指導どうなるのかなというような大きな課題も実は出ているわけです。ですから、ぜひ、専門職、技術職の登用について御検討いただきたい。そして、加工の製造も流通も含めて、指導体系全体として、第1次産業含めて推し進めるような人事養成をしていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。 あわせて、製糖工場についてなんですけども、総決起大会が行われたと。国の助成、補助金の中には10分の6、そして、県、市で10分の1ずつ、10分の8と。しかし、相当の高額な工場建築費があると。市長は、先日の答弁で、石垣市が主体になった指定管理について非常に難しいと。石垣市の行政の持ち出しが多過ぎると。 そのかわり、基幹作物であるサトウキビ産業のかなめである製糖工場、このままの状況で放置するわけにはいかない。何らかの形で、国、県含めての、もっとこれ以上の、高率の補助体制を含めて構築していくべきだろうと思うけども、この件についての方向性についてどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時39分                               再 開 午後 4時39分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。農政経済課長、天久朝仁君。 ◎農政経済課長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 現在、国、県から示されている補助事業は、産地パワーアップ事業ということで示されております。この課題といいますか、建設費は莫大であるということで、現在、事業主体となることが困難ということでなっております。 解決策につきましては、今月17日に、国、県、日本分蜜糖工業会から、石垣市、石垣島製糖関係者へのキャラバン、説明会、意見交換会での来島が予定されております。そこで何らかの解決策が示されてくると思っております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) ぜひ、糖業生産の安定的な生産に向けて、もう一歩ぜひ市町村が前に出て、推し進めていただきたいというようにお願いいたします。 次に、畜産行政についてであります。 答弁によりますと、一括交付金で島に来た7,000万円の事業について、本年度着工は非常に難しいということ。1つは、2年暫定据え置きの中で、義務的な施策が含めての法制化されたというような答弁がございました。この7,000万円事業、平成31年、令和元年3月31日で年度を閉めるわけですけども、実現が非常に厳しいという状況ですけど、この7,000万円の助成金の処遇についてはどのようになるんですか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 一括交付金7,000万円の対応については、今年度の3月に病畜棟建設についての補助金については減額補正したいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 実は、総務財政委員会の中で、この補助事業にあることについて大きな課題がありました。平成25年、26年度に行われたオニヒトデ駆除サンゴ保全事業についても812万6,000円、国、県への償還金が発生している。一括交付金で助成された事業が、初めて国、県に償還される。要するに、事業実施の部分の頓挫をして、その部分を我々の税金で償還せざるを得ない実態が生まれた。今、先ほどの答弁のように、事業資金の7,000万円が、基本的に3月議会で補正減額される。要するに、返還せざるを得ないと。労を足しても、8,000万円、9,000万円ぐらいの、8,000万円近くの結局事業経費が単年度予算の中で消えていく、消滅していく。これは、財政管理上、一括交付金の事業上大きな課題だと思うんです。綿密に事業計画を立てて、完全実施してその効果をもたらすことこそ一括交付金の事業であるわけですから、この件について私は非常に懸念をしています。 予算執行能力、事業策定能力等を含めて、もう一度しっかりと確認すべきだと思うんですけども、担当課であるこれは企画課、答えられるかな、この一括交付金等々の予算の執行。それと、減額、その償還800万円のことも含めて。もう少し精査をして、事業経費が有効に活用できるような方向性が必要だろうと思うんですけども、担当課の企画課、答弁できるようでしたらお願いします。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 一括交付金の申請に当たりましては、各課から事業申請を出していただくことになっております。その事業申請の中で、計画スケジュールですとか、計画内容等については精査をしまして、県に上程、県に提出しております。県のほうでも精査をして、さらに国のほうへ出しております。 そこで、国は、許可を出したものについては、一括交付金の交付を決定しておりますので、申請当初でさらに企画政策課で、庁内で検討できないかということについては、計画書ができている段階では、なかなかこの計画書、計画はいいとか悪いとか、企画政策課で判断することはかなり難しかなと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) しかし、現実執行7,000万円できなくなるわけですよ。事業の執行状況の不備により、812万6,000円も償還をせざるを得ない、一般市民の税金から、そこを問うているわけです。どこの、こういった分の一括交付金の適正支出、事業執行、どこがどのように仕切り持つんですか。これを言っているわけです。会計課なのか、財政課なのか、それとも誰かがそれチェック機能しないと、今後こういうことが出てきたら困るだろうという指摘なんですけどね。今後も、こういった状況を含めて黙認するんですか。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 一括交付金を含め、予算の執行については、執行原課が責任を持って執行することとなります。 ただ、執行する際に当たりましては、合議として企画政策課を通過はいたしますが、あくまでも予算を含め、一括交付金を含め、予算の執行については原課の中で管理されて、執行されているものだというふうな認識をしております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 誰も責任とらないんですね、じゃあ。7,000万円あれば、もう少し市民に還元できる事業ができたかもしれない、それを指摘しているわけです。担当課の課長の皆さんは、人事管理、業務管理、会計管理は大事なことです。二度とこういったことのないように、こういう予算が未執行にならないような分の対策を、ぜひ、全庁的にやっていただきたいというふうに指摘をしておきます。 それと、このHACCP問題につきましては、昨年度、単費で300万円ぐらい助成をしております。その助成のもとに、今回の7,000万円余の病畜、それから小動物の別ラインでの食肉加工の部分が見込まれていたんですけども、これができなくなった。この件において、義務的HACCPの導入も含めて、まだまだ課題があるというふうにお伺いしていますけども、その場合、病畜、小動物の処分について今後どうなるんですか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時47分                               再 開 午後 4時47分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 再質問にお答えいたします。 センターでカット、ヤギ関係なんですけども、小動物関係ですね、小動物の部分肉加工が実施できなくなれば、生産農家は屠畜した小動物を枝肉で受け取ることになり、カット加工場を持たない農家や購買者は、新たなカット加工できる業者を探すか、自分でカットするか、対応が必要になるなどの負担が増加します。 それに伴い支障が出る可能性があることから、畜産課としましては、食肉センター及び生産農家を支えるどのような対策が必要なのか検討してまいります。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 今の義務的HACCPについては猶予期間がありますので、ただ、一番心配なのは、石垣市はヤギの導入事業を含めて積極的に進めてきた。しかし、その小動物がHACCPの義務化によって、食肉センターでの屠畜、カットができなくなるという状況が生まれつつある。この件については、ヤギ農家については非常に心配事であるわけです。だから、そういったことのないように、この暫定期間の2年間のうちに、そういった改善ができるように、ぜひ、農家のそういった懸念のならないように対応をお願いしたいというように思っています。 博物館協会による会議が開催され、その中で漏水や耐久テストの部分については新聞報道されました。この件についての実情と課題について答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 12月3日に、令和元年度第2回石垣市立八重山博物館協議会を開催しております。内容につきましては、令和元年度の実施の事業の報告と、平成31年3月28日付の要請書に係る進捗状況と、それと市議会一般質問に関する報告を行っております。 博物館の漏水、建物の老朽化についてなんですが、ことしの台風18号におきまして、常設展示室の雨漏りが確認されております。また、建物の外壁のコンクリートに一部の剥離が発生している状況もございます。必要な箇所については、順次修繕をしていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 耐久度テストについては、次年度対応するという形で理解してよろしいんですか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 せんだって開催されました八重山博物館協議会におきまして、委員から、八重山博物館がかなり老朽化しているとの指摘を受けております。これまで外壁や屋根の修繕などを行ってきておりますが、開館から47年経過しておりますので、耐久度調査につきましても、実施に向けてしっかりと検討してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 質問するにあたり、民間の倉庫を借用しているという形で、倉庫を見学させてもらいました。ちょうど雨が降っておりましたので、部屋の中は真っ暗で、屋根を見上げると、トタンが10カ所ほど実はさびて朽ちているんです。雨がしとしとと入ってきている。その中には寄託された、市民からの寄託されたいろんなものも、重要なものも入っているだろうということで早急だなと、台風なんかなってくると、もう大変な状況になるだろうというように思ってますけども、新年度で倉庫の建築の部分が、これまでの議会の答弁でありましたけども、その対応・対策については、今、どのように取り組んでいますか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 八重山博物館が、民間から借用している倉庫につきましては、平成16年度から賃借を継続しております。倉庫の一部、330平米を借用いたしまして、賃借料は年額で約160万円となっております。 民間から借用している倉庫につきましては、これまでも雨漏りが確認されておりまして、先ほど言いました台風18号におきましても、複数の箇所が起きております。資料への影響が確認されておりますので、今後、新しい仮収蔵庫の整備を努めるなど、改善を図っていきたいと思います。次年度の整備に向けて予算の確保を努めていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) これまで2度にわたって博物館建設基本構想が策定されてきました。たしか一括交付金でも、数千万円のお金を投与して、新たな基本構想を策定した、聞きましたけれども、現実、建設に至っていない。その業務をなかなかスタートできていない。この間、何が原因で基本構想、公費をかけてやったにもかかわらず、何が原因でこのような状態になっているとお考えですか。その原因の解明しない限りは、今後体制が変わらない限り、不可能だと思うんですけどね、何が原因ですか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 過去、2度構想いたしまして、最初、1度は基本構想まで策定をいたしておるんですが、その際、いずれの際も財源、財源のめどがたたずに中断している経緯がございます。最大の原因が、財源の確保であると認識しております。 今後、活用が可能な事業メニュー等をしっかり調査の上、財源の確保、そして財源の問題を解決してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 博物館たしか、本務職員4名だと理解していますけども、基本構想まではいろんな方々の知恵をかりて、現在の職員で対応できるとしても、それ以降の分はやっぱり建築の場所の問題、建築工法の問題、具体設計の問題含めて、博物館の職員ではオーバーワークになるだろう、非常に難しいだろうと考えてます。そういう意味では、もう早目にそういう組織体制をつくるべきだろうと思っています。 最大の課題は、実は財源だろうと、40億円から50億円かかるだろうと言われていますけども、実は9月の新聞でしたか、9月の21日の琉球新報でしたけども、沖縄の内閣府の直接市町村支援交付に関する沖縄振興特例事業推進費というのが、那覇市が実はこれを資金にして、第一牧志公設市場の移転を3年間、約30億円で建てるというような分が新聞報道でありました。 これ、よく調べてみると、各市町村、国から直轄での市町村の経営だという形になっておりますけれども、こういった部分で、新たな財源を含めて対応するけど、そして、インターネットを調べてみると、約80%補助だと、沖縄市も宜野湾市も含めて、民間団体が2団体かな、計5団体が令和元年度の事業で内閣府から事業を承認されている。しかも、那覇市の部分については30億円、しかも3年間という形で、3年間で30億円を含めてのうち、それを補填していくというような事業であります。 もうこういった事業も含めて、これまで基本構想も出てきたわけですから、あとは公地を選定して、そういった部分の作業をすることが必要だろうと。しかも、本年度まで30億円だったのが、来年25億円含めて上乗せされて、来年は55億円というような部分がネットに載っております。 こういった財源を含めて、新たな財源の確保を含めて対応するということについては、どのようなお考えですか。 ○議長(平良秀之君) 会議を延長します。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 やはり建設に係る総事業費が数十億円と見込まれております。現在、活用が可能な補助メニュー等を模索している段階でございます。 議員が今おっしゃったような補助についても、きちんと調査してまいりたいと思いますし、事業が早期に着手できるように、継続して取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 博物館については、さまざまな、皆さんの御意見いただいております。基本的に財源の確保ができなければ、建築自体は厳しいだろうというふうに考えております。もちろん自己資金ではできませんので、補助メニューという形になると思います。 ただいま議員がおっしゃった補助制度、交付金ですが、私ども、今考えているのは、一番有力な交付金はその交付金だろうというふうに考えております。国との調整等も必要になってまいりますが、そこはしっかりと中身をつくり上げて、交付金自体も受け取れるような形で対応していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) ほかの市町村をいいますと、沖縄市でしたら沖縄アリーナ整備事業、宜野湾市は宜野湾市西海岸地区地域音楽活性化事業、那覇市が先ほど言った牧志公設市場の移転という形で、残り2団体あるんですけども、ぜひ、こういうメニューを含めて、しかも、昨年に比べて25億円をプラスした。ソフト事業よりも、この事業に国の制度、政策が移行してきているという状況で、なお一層この財政の部分が拡大してくるだろうという期待もあるようですので、ぜひ、そういうメニューを検索して、一日でも早く博物館が実現できるように。そして、基金条例も制定したわけですから、それに見合った基金の積み立てをぜひお願いしたいというように思っています。 時間がありません。ヘリポート、12月6日から3件の部分の搬送があったというふうに伺っていますけども、内実について教えてください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時58分                               再 開 午後 4時59分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 先日の県議会で、謝花副知事が、消防でのヘリポートの件について答弁をしています。これまで消防組織のほうの原則をという件でありましたけれども、次呂久県議の質問の中で、地方自治法で広域の分については県も含めてやるという形になっております。県出身の副市長、ぜひ、この件、県と市町村、そして病院、竹富、与那国、多良間と調整して、この件について取り組んでいくべきだろうと。まさに県出身の副市長のその手腕が発揮されるだろうと期待してますけど、どうですか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 5時00分                               再 開 午後 5時00分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。副市長、川満誠一君。 ◎副市長(川満誠一君) 宮良議員の再質問にお答えいたします。 御指摘のとおり、離島において、しかも複数の市町村にまたがる広域的な行政でありますし、石垣市としても応分の責任をしっかり果たしてまいるためにも、県と調整をしてよい方向に向くように努力してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 以上をもちまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 閉める前に、先ほど宮良 操議員より当局に調べていただくような要請があったものは、総務財政委員会でこの後諮りますので、それでしっかりと説明できるようにしてください。 以上で、宮良 操君の質問は終わりました。 これで本日予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは、あす午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                               散 会 午後 5時00分...